2023年7月2日日曜日

越後屋(三越)、創業350年の風格

6月28日(水)、出版社の取材があった。13:45分、Yさんと三越日本橋店のライオン前で落ち合う約束をした。20分前に着いた。                      
ビルの壁面に「創業350年」という看板がある。三越は江戸時代の1973年(延宝元年)ここ日本橋に呉服屋「越後屋」として誕生した。今年が350年目だというのである。正面入り口の左右にライオンの像があり、その間で丸に”越”の暖簾が揺れている。(写真・上)暖簾を潜り店内に入ると受付テーブルがあり、その脇に人工のミニ庭園があるではないか。(写真・下)岩を配した中を清水が流れている。暑さを忘れてしまった。
受付を通り抜けると、吹き抜けになっており、天女像が天上を目指して聳えている。名所旧跡にきたような気分になる。(写真・左)                               

三越日本橋の本館(1935年竣工)そのもが国の需要文化財だ。2頭のライオン像は大3年(1914)に設立。天女像は昭和35年(1960)完成。三越のお客様に対する基本理念「まごごろ」をシンボリックに表現したもので三越日本橋店の象徴。                   
私は昭和17年秋田生まれ。中学の修学旅行(昭和32年)は東京だった。皇居と並んで「三越」が観光コースに含まれていた。その同級生も、もう81~82才。彼ら、彼女らは、もう三越を見ることはあるまい。そう思うと胸が詰まる。
「やあ、お待たせ」Yさんが笑顔で登場。「へえ、創業350年。地下鉄の駅名に”三越前”というのがあるのだから、三越はやっぱり凄いわ」といってライオン像を撫でた。









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