今月はじめでした。
友人と取手で会って昼飯を食おうという約束をしていました。「それでは明日」というように確認のメールを入れたんですが、返事がありません。
当日、約束の時間に取手駅東口で待っていたんですが、友人は現れませんでした。
私の年頃になると、友達も若くないから、こんなことは予想の範囲です。折角、取手まできたので、利根川沿いを散歩してみようと思いました。
まず、驚いたのは駅前から利根川方面に抜ける細い通りの飲食街。いや驚きました。居並ぶお店は閉まっているだけでなく、廃屋通りといった感じでした。どこの旧市街も惨憺たるものなんですね。
土手伝いを歩いていると、小堀(おおぼり)の渡し方面という矢印がありました。矢印に沿って歩いていくと「運行中」の旗が見えます。ひょっとして渡し船に乗れるのではないかと、トキメキました。
「お客さん、船がでますよ」の船頭さんの声につられて乗船。往復400円を払い、船上の人になりました。全く思いがけない船遊びでした。救命袋を背負うのもはじめて、乗客は私一人で。船は川上の常磐線、国道6号線方面の船着き場に寄った後、引き返し、川下に進み、対岸にある船着き場に寄り、出発地に戻りました。約1時間の船遊びでした。
数日経って、友人から「先日は申し訳ありません。急病になってしまいまして」無事で良かった。自分だっていつドタキャンやるかわからい。
「小堀(おおほり)の渡し」は大正13年(1914)運行開始。来年は110周年になる。午前9時から1時間おきに出航する。終航は午後4時。毎週水曜、年末年始、強風や増水の時は欠航になる。
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