2023年1月20日金曜日

年初を飾る感動の名演!炎のコバケンとハンガリー管



 17日(火)はこんなスケジュールだった。14:00 国立国会図書館。監修した本の納本。
15:00 レコード会社訪問。情報交換。17:00 サントリーホール前で弟と合流。夕食。
19:00 ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団演奏会。指揮:小林研一郎(同楽団桂冠指揮者。通称”炎のコバケン”83才)ピアノ独奏:仲道郁代。
サントリーホールはやはり美しい。(写真・上)1986年開場。ここでカラヤン(1988)、バーンスタイン(1990)のコンサートを聴いた。

プログラム前半は仲道郁代のピアノでベートーヴェン作曲「皇帝」。生で聴く「皇帝」は初めてかもしれない。「運命」「田園」の後に作曲された名曲。仲道はこの名曲を情感豊かに弾き切った。
後半はコバケン得意のチャイコフスキーの交響曲第5番。インテンポで正攻法の演奏。終楽章、打ち鳴らすテンパニーの音とともにハンガリー管の管楽器が咆哮。勝利の大行進曲がホールに響渡る。
曲が終ると同時に怒涛の拍手。興奮した聴衆が次々と立ち上がる。
「ブラボー」と書いたタスキが2階席で揺れる。
 終演後、新橋に向かう。キャッチガールを払いのけて古い建物の狭い急階段を昇った。そこに弟の隠れ家「篁」(たかむら)があった。店主は秋田、ママは盛岡の出身だという。故郷の話をしながらサントリーウィスキーをいただく。東京発10:53の特急で家路に着く。


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