2023年1月1日日曜日

目指すは「笑点」~今「いばらく」

 

去年の12月12日、牛久から20キロの石岡に落語を聴きに行きました。
10月だったか、土浦の友人Tさんから誘われたんです。Tさんの母校(土浦一高)の後輩が落語をやるんで聴きに来てくれないか。と誘われたんです。演者は石岡市出身の立川志のぽんと取手市出身の柳亭市寿。この2人、茨城で落語を盛り上げようと結成された若手落語家ユニット「いばらく」のメンバーなんです。入場料は2千円。お客さんは30名くらいでしたね。
聴いて驚きましたね。舞台は座布団1枚、道具は手ぬぐいと扇子だけ。それで与太郎とか女将さんとか、若旦那とか一人何役もやる。話は”落ち”の着いた笑いなのだが、体を張った熱気が伝わってきた。男2人がこれだけ熱演をやって、2千円かける30名で6万円か。会場費、チラシ等の制作、裏方への謝礼など考えると大変だなぁ~。
ちなみに、立川志のぽんの経歴を見ると土浦一高から筑波大、大学院終了後サラリーマン生活を経て立川志の輔に入門。現在二つ目とある。
 二つ目とは前座と真打の間。前座に続き二番目に高座に上がるため「二つ目」と呼ばれる。二つ目は落語社会の中で一人前と見なされ、師匠宅の雑用とか寄席の裏方仕事からも開放される。紋付を着ること、自分の手拭を昇進の挨拶に配ること、落語会を開催することができる。
 「真打」とは「(蝋燭)の芯を打つ」ことから転じたものである。江戸時代「真打」は最後に登場し、演じ終ると蝋燭の火は消された。つまり火を消すのは主任(とり)だった。真打になると、寄席で主任(とり)を務める資格が与えられ、師匠という敬称で呼ばれ、弟子をとることができる。

「いばらく」の今後の予定を見ると、1月15日、高萩市、1月21日、鹿嶋市、1月22日、岩間市、2月5日、土浦市とある。

安定を捨て波瀾万丈の落語界を選んだ「いばらく」のご両人。「真打」になり、「笑点」のメンバーになって日本国民を笑わせて下さい。僕も昇天し、あの世て「笑点」を見させていただきます。


1 件のコメント:

  1. 私の団地でも1月29日に落語会がある!会費500円と安い?多分講座の練習での若手と思う?先輩の世界は広くて学があり何につけても凄い!何時もありがとう御座います

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