2022年1月30日日曜日

医師の読後感にショック




「奇跡の一歩」の著者、 未央さんから医師の読後感が送信されてきた。

『痛みが軽減したことが回復の原因であり、ひょっとしたらDBSは不要だったのかもしれませんね。現在はDBSの電源は切られているのではないですか?失われた時間は戻ってきませんが、これからの人生をエンジョイして頂けたら幸いです。』

「DBSは不要だったのかもしれませんね。」という文言にショックを受けた。
DBSとは”脳深部刺激療法”である。この療法を行うためには脳の左右に10円玉ほどの穴を明け電極を埋め込む。その電極に胸に埋め込んだ刺激発生装置から電流を流し、脳を刺激する。未央さんはこの手術に恐怖を覚え、しかも手術の成果は上がらず、悶え苦しみ、自殺まで考えたのである。
 
 この件について、医師(手術を担当された方ではありません)が”DBSは不要だったのかもしれません”と語る。本の監修に当たった小生は、未央さんの心情を思いショックを受けた。
”ちょっと待って下さい。軽々しく言わないで下さい”と思うとともにジストニアに対する治療の難しさを実感した。

〇以下は小生の友人からのコメントです。

貴兄が監修されたというだけあって、文脈の構成力や文章の表現力などのメリハリは、さすがに文才に長けた貴兄ならではの素晴らしい内容でした。久しぶりに琴線に触れる感動を味わわせていただきました。
 
 それにしても、作者である三石未央さんの辛抱強さや前向きな信念、人を思いやる心の優しさ、更には未来志向への心意気には本当に目頭が熱くなる思いがしました。また、ご両親・ご家族の献身的なサポートも感動ものでした。作者の今後(CLS)の活躍に拍手を送りたいと思います。

(写真は丸善・お茶の水書店に並んだ”奇跡の一歩”)

2022年1月27日木曜日

”辛く辛くて涙😭😂💧”「奇跡の一歩」読後感です。


 小生が監修した「奇跡の一歩」発売から3日。著者・三石未央さんに寄せられ読後感のメールです。(印刷部数が少ないためか、評判のわりには書店にはほとんど並んでないようです。書店かアマゾンで注文してください)


★こんにちわ🙆

未央ちゃんの本読ませ貰ったよ🎵

余りの壮絶な闘病生活に、辛く辛くて涙😭😂💧

途中で読むのが出来なくなった😫

本当に本当に良く頑張ったね(承知)

私には、無料だわ😫

奇跡が起きて🙌🙌🙌

大切な大事な10年を取り戻して、幸せ😃💕になってね

🙇💦💦

本当にすばらい本だったよ(承知)

目標に向かって頑張れ👊😆🎵

 

こんばんは。

「奇跡の一歩」を読ませてもらいました。

少し止まると書いて「歩く」、辛いのは幸せの途中、印象に残りました。辛い、しんどい、悲しい、泣きたい事があっても

常に目標を持って肯定的に考え、辛いリハビリ、治療に頑張ったね。素晴らしい考えたと感動しました。10年の闘病生活で生まれたこれからの目標、CLS、人に寄り添うこと素晴らしい宝物ができたことも凄いと思いました。

頑張ってくださいね。

今一度、私の生き方も、人に寄り添い前向きに一日一日を大切に生きていこうと思いました。

感動ありがとう😊

2022年1月24日月曜日

パーキンソン病の方の読後感



 「奇跡の一歩」の著者である三石未央さんに同書の読後感が寄せられた。未央さんの許可を得て読後感を掲載します。

「ありがとう!”奇跡の一歩”読ませてもらいました。!病院で会った時とても明るく可愛い子だなと思い出します。本を読んであの明るさの裏には大変な日々があったんだね!入院中は病院生活、いろいろな音、声、ナースコールなどのノイズにしか聞こえない脳には緊張の連続だったんだね。自宅に帰って脳がすごくリラックス出来たんだなきっと。でもでも本当によかった!よく頑張った。またコロナが落ち着いたら話を聞かせてください。
 ちょっと恥ずかしんだけど八月にスマホに切り替えたのでフェースブックに挑戦してみたけど失敗だらけで上手くいかんです。未央ちゃんの本を読んで自分がパーキンソン病だといわれた時やはりそうかと思い何故かよし!パーキンソン病はどんなものか見てやろうって自分が経験できることにウキウキしてました。12年前でした。今、足腰が痛く足が上らずパンツもズボンも立って履けなく転びます。夜中に怖い夢を見て40インチのテレビの液晶を叩き割った事が2回ありパーキンソン病はこんな事もするんだと感心しました。
 また、このメール打つのに45分もかかっております。認知もだんだん酷くなり友人の名前を思い出せない、今思った事がわからなくなり困ったり、動きが10分で終わる事が40分かかってしまう。そしてパーキンソン病はこうなるのかと思う自分がいる。もう1時間メールするのにかかってます。困ったことです。」

 今日から「奇跡の一歩」が書店に並ぶという。
 それ以前にネットで「売れ筋ランキング」が展開される。書店に本が並ぶ前に、どの本がどれくらい売れるか勝負がついているような気がする。書籍ビジネスの激しさを感じております。
 
 本を出版するという行為は出版社、書店に利益をもたらす。読者に感動を与える。著者自身にとっても人生の記録になる。

 国立国会図書館には著名人の他、無名の著者の本も永久保存される。パソコンを操作すれば無形のクラウドに会えるが、国立国会図書館に足を運べば有形のクラウドに会うことができる。先日同館に行ってみた。朝日、読売、毎日、地方紙の縮刷版があるのは認知していたが、電気業界の業界紙である電波新聞の縮刷版も保存されていた。1966年、小生が同業界で働きだした頃の新聞を見ることができ感動しました。


2022年1月16日日曜日

アマゾン「売れ筋ランキング」日本文学(書簡・日記)で2位



 私が監修を担当した「奇跡の1歩」(全身ジストニアに翻弄された私の青春)がアマゾンの「売れ筋ランキング」日本文学(書簡・日記)で2位になった。(ランキングは1時間ごとに変動する)この時点でのランキングは1位が匿名の男性が書いた「20代で得た知見」、3位が瀬戸内寂聴の「その日まで」、4位が松尾芭蕉の「おくのほそ道」である。
「奇跡の一歩」の著者は無名の三石未央さん(カリフォルニア州立大学卒業)。彼女は青春の10年間、病院でジストニアという不治の病と闘った。その日記と、闘病記録をまとめたものである。
 三石さんも私もこの分野では素人である。幻冬舎という一流出版社から出版される、ということで十分満足していた。それが、アマゾンの売れ筋ランキングで上位になるなど信じられない。(実は本はまだ出版されていない。アマゾンが予約注文を受け付けている段階である)
 ところで、この本のはじまりはこうだった。昨年の2月、私が勤務していたTDKの元会長、澤部肇さんからお電話をいただいた。「元部下だった社員のお嬢さんが難病にかかっており、その体験談を本にしたいといっている。手伝ってやってくれないか」。澤部さんは現在、在東京ルクセンブルク大公国名誉総理事、早稲田大学評議会会長、テレビ東京社外取締役。つまり日本のリーダーである。こんな偉い方からご指名をいただいてお断りしたらバチがあたる。「承知いたしました」。ところが冷静になって考えてみると、著者は若い女性、こちらは79才の老人。入院の経験は皆無に等しく、医療については全くの門外漢。そこで、幻冬舎の門をたたいた。タイトル、カバーデザインは三石さんと幻冬舎の女性編集者が見事にまとめて下さった。
 この本のハイライト。それは三石さんの日記である。苦しさに喘ぐ三石さんの息遣いが伝わってくる。読み手も息苦しくなってしまう。心中まで考えた三石さん母娘。そのひたむきな生き方は感動的である。

 

2022年1月15日土曜日

封筒を開けたらガッコ(大根の漬物)が一本


 13日、A4版2つ折りの郵便物が配達された。
差出人は母校の首都圏同窓会(東京伊勢堂会)の会長である岩崎準志郎さん。

「先輩、オレが着けたガッコだ。食べてみてけれ」とある。
中を開けると長さ30センチほどの大根の漬物が一本。
外観を見ると、秋田の名産である「いぶりがっこ」に似ている。
早速、ビール片手にガッコを馳走になった。
実に味わい深い、「いぶりがっこ」から「いぶり」部分を抜いた味がする。
岩崎さん秘伝のガッコの味といったところである。
岩崎さんには詩心があり、味わい深い文字を書く。

地元新聞に掲出した東京伊勢堂会の新年の広告には「かえりたい かえれない ……」という文章が岩崎流の柔らかい筆致で描かれている。最近は同窓生が次々に逝き、帰っても会う人がいない、というのが現実である。
岩崎さんは秋田から東京へでてきて、数十年、タクシーの運転手をした。その中で数多くの人生を見てきた。コロナで運転する機会も少なくなった。

岩崎さんの晴れ舞台は、なんといっても同窓会「東京伊勢堂会」で、学ランを着てのエールである。
岩崎さんのエールでコロナを吹き飛ばして欲しい。
 残りのガッコで、今日も晩酌をやろう。
 今年の秋田は厳しい吹雪に見舞われている。地元の同窓生はどうしているだろう。孫に囲まれ、楽し夕餉であることを祈る。

2022年1月9日日曜日

”僥倖” ルイ・アームストロング

 元日、スマホのメッセージを検索した。
「ノーチラスライブ1月8日(土)PM6開始MC3000。小林創ピアノ、山本太郎クラリネットデュオ新春スペシャル開運招運ライブです。要予約」とある。

ジャズ喫茶「ノーチラス」は定員約12名。そんな空間でナマのジャズが聴けるのは贅沢である。すぐ予約。「承りました」店主から丁重な返信をいただいた。
年明け、オミクロンが急増殖。7日は大雪になった。それでも出掛けた。
6時丁度、小林さんと、山本さん登場。

「オミクロンの中、良くいらっしゃいました。中止にならなくて幸いでした。昨年なんか100本もキャンセルがあったんですから。今日も2件のキャンセル」
「お金の問題さえなければ、キャンセルは冬休みのようで、楽しいんだけど」(笑)
「小林さん朝ドラ(カムカムエヴリバデイ)担当したんだって」
「そう、去年、朝ドラ用に8曲弾き(録音)ましたよ」
「それではルイ・アームストロングの”日の当たる表通りで”いきましょう」
こんな調子で次々とルイ・アームストロングの名曲が登場。ナマのピアノとクラリネットの音は暖かい。プロの奏する音楽は素晴らしい。異次元の空間に引き込まれる。往年の奏者が”ナオコ”に溺れたという心境がなんとなく理解できる。

間に演奏された、今朝、山本さんが即興で作曲したという「自粛はイヤだ」も楽しかった。
店のカウンターにルイのチラシが貼ってある。さすがジャズ喫茶の名門である。コーヒーカップはいつものように素敵だし、コーヒーも美味しい。
人気度最下位の茨城だけど、クラシック愛好家の「ゲヴァントハウス」があったり、ノーチラスのような素敵なジャズ喫茶もある。
牛久に着いたら、駅前のイルミネーションが綺麗だった。


2022年1月6日木曜日

年明け、アレコレ

 令和4年も、もう6日目。
今年の3月で80才。健康一番。まず、寝正月にならないこと。
毎朝8時から1時間、スマホを聴きながらの散歩。

仲間との交流も5日、グランドゴルフスタート。
今日、6日はベテランズクラブ(老人会)の最初の定例会。町内の琴愛好家による演奏が披露された。(写真)ただ、アクシデント発生。指導の先生が仙台からかけつけたが、道に迷ってしまい。9:30開会の予定が、10:30になってしまった。新年早々、役員は対応におおわらわ。

午後、雪になる。(写真)

昨夕、実家の兄から電話があり、施設に入っていた母(104才)が入院したとのこと。昏睡状態だという。今朝、弟のメールによると、ポータブルトイレで用を足しているとのこと。一進一退を繰り返し、終末が迫っている。

年始の最大のイベントは、やはり孫との再会。1日は娘の孫、2日は息子の孫が訪れた。
彼女、彼らの進学、就職、結婚という課題に対して真剣に立ち向かっている様子を知り心強い。

初詣は3日、笠間市にある常陸国出雲大社を訪れた。晴天だった。同大社、創立から今年で30年目となる。今では笠間稲荷神社と並ぶ名所になっている。同大社には地の利がある。北関東道の笠間西インターから1キロ。50号国道に入ると、突き当りの高台に大社が聳える。参拝客が列を成して
大社を目指す。(写真)


2022年1月2日日曜日

年賀状、傑作選(下)

 今年いただいた年賀状、傑作選(下)です。

〇差出人は、元校長先生。
 いかにも……。

〇元、銀行マン。趣味は登山。現在、箱根ガイド(ボランティア)
 "地球を感じる箱根大涌谷と富士山(2021,10,30)"
〇技術屋さん。有言実行の人
〇オマケ。年末、ベテランズ(老人会)
会長からいただいた切り絵。
     

年賀状、傑作選(上)


 今年いただいた年賀状、傑作選です。

〇差出人は元・営業部長。筆跡がいい。アナログの味である。ただ、「この賀状がオーラス」とある。部下達が淋しがるだろう……。アナログ人間は長持ちする筈なのに、残念!
〇技術屋さん。退職後は模型づくりに専念。SLも手作りである。
〇現役時代は企画畑。現在古事記の世界に浸っているという。文化人なんですね。