2021年2月13日土曜日

女子大生の闘病記(1)筆者にお目にかかる


 1月8日、尊敬する元会社役員Sさんから電話をいただいた。
「畠山さん、知ってるかな。私の部下だったMさん、彼女のお嬢さんが難病を患っていて、その手記を出版したいと言っているんだ。手伝ってやってくれないか」。Sさんの要請であればお断りするわけにいかない。「はい、やらせていただきます」
 Mさんから、お嬢さんの手記や資料が送られてきた。驚いたことに腰を手術した時にできた30センチほどの手術痕の写真が添えられていた。出版を決意した背景には余ほどの事情があると思われた。
 2月11日、お茶の水にある「山の上ホテル」でMさんとお嬢さんにお会いした。このホテル、川端康成、三島由紀夫、池波正太郎等の文人が愛用したホテルとして有名。明治大学に隣接、都心とは思えない静けさとアットホームな雰囲気。ホテルマンの接客姿勢が暖かい。コロナ禍というのにレストランは満席だった。
 

ホテルに向かう前、秋葉原の喫茶店でサンドイッチを食べながら(写真・下)Mさん母娘におうかがいすることを整理する。
 私は特に文才があるわけではない。並みである。医学的な知識は皆無である。私の利点といえば、並みだけに、文章がわかりやすいのではないかと自覚している。Sさんもそれを評価して下さったと思う。
 Sさんに評価していただいたのも嬉しいが、79才(3月)になって、未来あるお嬢さんのお手伝いができるのはもっと嬉しい。お嬢さんに名刺を差し上げたら、手書きでメールアドレスと携帯電話の番号を書いてくれた。

1 件のコメント:

  1. 先輩とうとう文豪デビューですか!楽しみにしているも又又忙しくなるね?まずは先が楽しみです。

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