2019年9月12日木曜日

ザルツブルグ音楽祭・4K生中継(下)「永遠の祈り」


ザルツブルグ(オーストリア)はモーツアルト(1756-1791)の生地。音楽祭はモーツアルトに因んだもので1920年スタート。今年が100年目に当たる。この記念すべき年、オランダ生まれのベルナルト・ハイティンク(1929生)がウィーン・フィルを指揮した。ハイティンクはオペラ「フィガロの結婚」を指揮して(1991)音楽祭に初登場。今回が1
4回目となる。
 演奏曲目はブルックナー(1824-1896)の交響曲第7番。演奏時間70分の大曲である。ブルックナーは作曲家であるとともにパイプオルガン奏者でもあった。同交響曲からは壮大なオーストリアの大自然とオルガンの響が聴こえる。記念すべきコンサートをTシャツ姿、ワインを飲みながら鑑賞す
る。鎌倉千秋アナウンサー、原沙知絵さん(俳優)、奥田佳道氏(音楽評論家)が現地の模様を伝える。ハイティンク&ウィーンフィルの演奏は壮大で美しく「永遠の祈り」を感じさせた。演奏終了後、沈黙が訪れた。
7月4Kテレビを購入したが、その威力を発揮できるような番組がなく、失望していたがザルツブルグ音楽祭の生中継がその渇きをいやしてくれた。なお、音楽番組の場合、画質が良くとも音が伴っていなと本当の感動を味わうことはできない・・・と、いう事を今回再確認した。4Kテレビには光デジタル音声出力が装備されていると思うので、それを外部オーディオ装置とつないで鑑賞すべきである。

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