ザルツブルグ(オーストリア)はモーツアルト(1756-1791)の生地。音楽祭はモーツアルトに因んだもので1920年スタート。今年が100年目に当たる。この記念すべき年、オランダ生まれのベルナルト・ハイティンク(1929生)がウィーン・フィルを指揮した。ハイティンクはオペラ「フィガロの結婚」を指揮して(1991)音楽祭に初登場。今回が1
4回目となる。
演奏曲目はブルックナー(1824-1896)の交響曲第7番。演奏時間70分の大曲である。ブルックナーは作曲家であるとともにパイプオルガン奏者でもあった。同交響曲からは壮大なオーストリアの大自然とオルガンの響が聴こえる。記念すべきコンサートをTシャツ姿、ワインを飲みながら鑑賞す
る。鎌倉千秋アナウンサー、原沙知絵さん(俳優)、奥田佳道氏(音楽評論家)が現地の模様を伝える。ハイティンク&ウィーンフィルの演奏は壮大で美しく「永遠の祈り」を感じさせた。演奏終了後、沈黙が訪れた。
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