6月5日(水)秋田へ。5時10分出発。東北自動車道、福島JCTで、東北中央自動車道に入り、山形県米沢に至る。県境の山岳地帯を抜けるのに60分かかっていたのが、トンネルができた(2018/11)ため、20分で通過。高速道路で日本一長い無料トンネル、(全長8972m)が完成したお陰である。
予定より早く昼前に秋田に到着。時間的に余裕ができたので、にかほ市出身の南極探検家、白瀬矗(のぶ)の記念館「白瀬南極探検隊記念館」に寄る。次いで、「TDK歴史みらい館」へ。案内してくれた和田さんとカセットテープの磁性材の話をする。「さすが先輩!」とおダテられる。同館でランチ。800円にしてはセンス抜群。(写真)さすがTDK。穏やかな日本海を眺めながらいただく。
にかほ市の隣町、由利本荘市にある実家へ寄ってから、約束の4時、母が入居している、特別養護老人ホーム「ふるさと学び舎」へ。弟(小田原)、妹夫婦(笠間)とともに母の居室へ。102才とは思えない元気な母がいた(要介護1)。「まんずまんず、えぐ(良く)きてくれたこと」。母は5月の長期連休中、体調を崩し入院。その後回復したが、体力が弱り、6月1日からこの施設に入居。別れの時、母は車を押して玄関先まで我々を見送ってくれた。
6時、近くの保養施設「ぽぽろっこ」で兄弟会。農協幹部である兄の長男(52才)の話が面白かった。年400回飲み会があるという。農家の方々とこれからの農業を語り合う。彼が務める農協の隣にはTDKの新鋭工場が連なる。増設のため、TDKは隣接する田んぼをさらに購入する計画だという。田んぼは農地として売る場合、一反歩30万だが、TDKの買い値はそれよりはるかに高い。
6日、家内の実家(伊藤家)に寄る。由利本荘市と横手市の境界にある、いわゆる山間僻地である。家内と義父(98才没)義母(92才没)の墓参りをする。その墓碑の立派なのに驚く。(写真)伊藤家の方々は皆さん素朴で静かである。が、その墓碑に伊藤家の強い思いを感じた。義兄の純悦氏は伊藤家の秀才である。京都大学出身。博士号を習得し、米国アリゾナ大学の教授になった。
0 件のコメント:
コメントを投稿