2018年10月2日火曜日

有楽町・プレスクラブで行われた退職記念パーティ

 
 
16年前、有楽町・プレスクラブで行われた私の「定年退職記念パーティ」のビデオが見つかった。
 一般的に定年になった時は職場で花束の贈呈があるぐらいではないだろうか?
 私の場合、開催場所が有楽町にある外人記者クラブ(通称・プレスクラブ)。TDKの社員だけでなく、ソニー、フジフィルム、松下等の業界関係者も参加。計87名。
 パーティを企画(&司会)したのは私の最後の職場となったTDKコアの社長、松本謙明さんだった。松本さんは福島出身。慶応義塾大学卒業の後、TDKに入社。カセットテープ等記録メディアの国内営業責任者として辣腕を振るった。人情味豊かで、社内、業界に広い人脈があり、それが、このパーティの源泉になった。
 乾杯の音頭は、私を秋田から本社に呼んで下さった沖山昭八さん。沖山さんは「世界のカセット」を提唱。その後「世界陸上のゼッケンスポンサー」を発案する。業界を代表して日立マクセルの工野正樹さんが挨拶。TDKデザインを代表して社長・植村徳さんが挨拶。小生の商品企画時代を回想。TDK・広報部長、片山道憲さんが、世界陸上連盟会長ダミン・ディアックさんのメッセージを披露した。小生答礼の挨拶の後、会場には小澤征爾指揮ウィーンフィルのラデッキー行進曲が流れ、私と松本さんはお客様をお送りした。
 TDKコアに異動になったのは定年2年前。松本さんから「定年まで、ゆっくり休んで下さい」といわれた。が、ここで花が咲く。「TDKオリジナルコンサート」のCD化が大ヒット。それが小澤・ウィーンフィルによるニューイヤーコンサートDVDの発売権利の獲得につながる。(後継の岩垂靖樹さんの貢献が大きかった)
 
 パーティのビデオがあることをスッカリ忘れていた。先月、101歳の母を囲む兄弟会が秋田で行われた。これをビデオに撮ろうとビデオカメラを捜した。カメラの箱の中にテープが入っていた。

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