<広大な常陸国出雲大社>
最近は初詣というと笠間市にある常陸国出雲大社にでかける。平成4年、出雲大社(島根県)から分霊して誕生したお社である。
常陸国出雲大社が鎮座してる笠間市福原は、日が沈み休まる国「日隅宮」と呼ばれる島根県・出雲大社から、大国の主の第2御子神が鎮まる長野県・諏訪大社を通り、日が生まれる国・常陸国へと一直線上にあり、初詣には絶好の地である。
常陸国出雲大社はお参りする度ごとに発見がある。
今回はお参りの前に桜林館にある「ギャラリー桜林」を見学した。(入場無料)「島剛彫刻展」が開催されていた。このギャラリーの運営責任者である石橋さんが案内して下さった。島剛さんは1963年生まれ、東京藝大卒業。現在同大の教授。彫刻家。第18回、第19回現代美術展等、数多くの美術展で大賞を受賞している。私は彫刻については素人であるが、展示されている作品を見て、不思議な霊感を感じた。
石橋さんが、ギャラリー運営についてポロリと呟いた。入口に立派なパンフレットがある。「これ、私が作ったんです。寝る時間も削りました」石橋さんはデザイナーでもある。さらにもう一言「まわさなくてはなりませんからね」。つまり、赤字を出さないように努力しているようだ。石橋さんのような経営感覚を持った優秀な人材をギャラリーの運営に当たらせている大社の懐の深さ感じた。
ホーム頁を見ると、大社のスケールの大きさに驚く。これだけの規模のお社を作るには数十億の投資が必要だったと思う。今お社は「樹木葬」を分譲中である。そのポリシーは「御霊と自然の共生」だという。樹木葬を分譲する以上、常に手入れが必要である。その為には経営の安定が必須条件。経営が安定しないと無縁仏になってしまう。神仏の世界も金次第だ。
ところで私は墓地を地元である牛久大仏に購入した。ただ、葬儀は「自然との共生」を詠う、出雲大社常陸教会にお願いする事にした。大社には清々しさを感じるのである。
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