2016年12月26日月曜日

電通「鬼十則」に共感


昨年12月、電通の新入社員、高橋まつりさんが過労自殺し、厚生労働省が強制捜査を行うなど、社会問題となっている。
 長時間労働の実態を隠ぺいするような事があったら、労基法違反であり、天下の電通らしくないし、厳しく糾弾されて当然である。
 
 この電通の過酷な労働条件の元凶が広告の鬼と呼ばれた4代目社長故吉田社長の遺訓である「鬼十則」にあるという。この「鬼十則」を読んで、私は共感する部分が多かった。その「鬼十則」とは次のようなものである。
①仕事は自ら「創る」べきで与えられるものではない②仕事とは先手で「働き掛け」ていくもので、受け身でやるものではない③「大きな仕事」と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする④「難しい仕事」を狙え、それをなしとげるところに進歩がある⑤取り組んだら「放すな」、殺されても放すな⑥周囲を引きずりまわせ⑦「計画」を持て⑧「自信」を持て⑨頭は常に「全回転」⑩摩擦を恐れるな
 
 マスコミは⑤の殺されても放すなの部分を強調して、記事にしているが、全体を見ると、立派な処世術である。これに沿った活躍をしてるのが誰あろう、東京都の小池知事ではないか。小池知事は今年、日本中を引きずりまわした。鬼の十則の⑥そのものだ。
 小池知事を追いまわし、電通を糾弾する報道陣は多分、過酷な取材活動をしてるに違いない。
 スポーツ選手や芸術家、自営業はどうだろう。彼等だって、命がけで目標達成のために精進している。彼らは健康管理は他人のせいにしない。自己責任だと考えている方がほとんとだと思う。

 「働き方改革」は必要な部分があるかもしれない。しかし、社会全体の活力を奪うような改革はご免だ。
 小生、74才。年金生活。「ピンピンコロリが目標」。「鬼の十則」をお手本に積極的に生きたい。図書館に居眠りをしにいくような高齢者にはなりたくない。命が大事というが、その為に一番大事なのはゆとりよりも「目指す目標」があることではないか。夢や目標がある方が人間生き生きと輝く。


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