2016年3月24日木曜日

白寿の母の見舞い、秋田行き


 (写真、左から筆者、娘、母、弟、父。45年前、井の頭公演で)

 今年、白寿(99才)を迎える母が入院した。兄の話によると、至って元気なのだが、時折、意識が亡くなる事があるという。病院に行くと、血液の流れがスムースでなく、専門の病院に行く事になった。母自身は「ここまで長生きさせてもらったので、治療などせず、自然のままでよい」という考えであり、われわれ子供達も母自身の考えを尊重したい。

 専門医の見立てはこうだった。「年のわりには元気であり、ペースメーカーを入れた方が良い」。母も医師の説明に納得。勿論、われわれ子供達も母の意向に異論はない。先週末、ペースメーカーを入れる手術が無事終わった。われわれは5人兄弟。兄と姉は故郷の秋田にいる。その下の3人は関東地区である。私は牛久、弟は小田原、妹は笠間に住んでいる。弟の車に乗り、3人で秋田に向かう事になった。

 母には本当にお世話になった。子供の頃、私は寝小便垂れ、兄と違い、勉強嫌い。時々、戒めの為に土蔵に入れられた。泣き叫ぶ声に土蔵のカギを開けてくれるのはお手伝いさんだった。高校時代、下宿先で高熱を出した。母が200キロ離れた生家からかけつけてくれた。結婚相手がなかなか決まらない私にお見合い相手(今の家内)を世話してくれたのも母だった。「母さん、本当にありがとう」

 弟は今日、長年勤めた私立高校を退職する。68才である。私も明日から3日間空いている。妹も夫がちょうど海外旅行で都合が良いという。これは17年前、86才で亡くなった父の引き合わせかもしれない。3人で思いっきり母に甘えてこよう。弟は6月に「白寿の会」を企画している。今回のお見舞いはその事前行事でもある。

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