2015年11月11日水曜日

98歳の母、獺祭(DASSAI)、etc・・・。

11月8日、叔母・綾子(82歳)の葬儀が行われた。幼少の頃、私を可愛がってくれた明るい叔母だった。叔母の嫁ぎ先である富樫家は私の実家・畠山家とは3キロしか離れていない。
 葬儀の前、実家に寄り、母と会う。母は98歳。兄嫁の話によると体調が悪いという。思い出してみると、私は意識して母の手を握った事がない。今回は是非母の手を握りたいと思った。母は、今年の6月父の17回忌で会った時より元気そうである。私は弟と母を囲んで写真を撮る。(左から、私、母、弟)そして手を握る。ゴツゴツして力強い。この手で5人の子供を育て、10人を超える大家族の食事を作り、田畑を耕し、戦争を乗り越えてきたのである。ありがとう!母さん。
 今回の秋田行きは往復の新幹線もホテルも弟と一緒だった。弟は神奈川県・山北在住。67歳。長年勤務した私立高校も来年には退職するという。ホテルの近くの寿司屋で一杯飲む。女将さん「獺祭(DASSAI)」ありますよ。「いただきます。兄貴ご馳走するよ」と弟。獺祭は安部首相が来日したオバマ大統領にプレゼントした銘酒である。
 畠山家は農家である。兄が心配していた。「TPPもいいけど、食の安全と環境は守らないといけない」と。これからの農家は高付加価値商品で戦わなければならない。「獺祭」はその象徴なのである。
 ところで、富樫家と畠山家の間の田んぼの真ん中にTDKが延べ面積1万5千坪の大工場を建設中である。人件費を考えたら中国の工場を拡張した方が良いのだが、TDKはここで、徹底した自動化を図り、高品質商品を作るという 農業も工業もこれからの日本は高付加価値で伸びるしかない。
*本荘アイリスホテル10階、スカイレストラン「天空」。360度の視界に驚嘆。子吉川、日本海、日住山等、わが故郷の美しさを再認識。


1 件のコメント:

  1. おかあさんがご存命なのですね。すばらしい!
    「獺祭」は、一度だけ舐めたことがあります。天国的な風味でした。

    返信削除