2014年11月25日火曜日

2014年、我が人生ハイライト(年賀状)

                             (左上は住所録)
 年賀状の季節である。
私は1980年から年賀状に、その年の自分と家族の出来事を書いてきた。題して「人生ハイライト」である。
 今年もいろいろな事があった。3月には飲み会の帰り、自転車で転倒し、額に怪我(7針縫う)をした。4月には予て購入しておいた墓地に墓石を建てた。12月には牛久在住の友人、中居さん(鹿島建設OB),中田さん(海上保安庁OB)と能登半島に行く予定である。
 その中で最も大きな出来事は10月、オーディオ誌「ステレオ時代vol,3」の取材に応じた事である。これはTDK・広報部の要請によるものである。定年退職して12年経った今、これは実に名誉なことであった。(会社に小生を忘れてない方がいらっしゃる)しかも取材内容が「カセットテープの商品企画」の裏話である。私が人生で最も油の乗り切った頃の話である。掲載誌は12月下旬に店頭に並ぶとのこと。待ち遠しい。
 
 ところで、この「ステレオ時代」、vol,1が発売されたのは昨年12月である。スマホ全盛の時代、オーディオ雑誌など新たに出版して商売になるのだろうかと思った。だが、中を見ると、懐かしいオーディオの名器が美しい写真とともに掲載されている。主な購入層はシニア族とのこと。いずれにしても編集スタッフのオーディオに対する愛着には感服する。

 年賀状を書くため、住所録を見ると、470名ほど。この中で年賀状を交換していただいている方は200名ほどである。

2014年11月13日木曜日

世界一のイケメン、名ピアニスト。ユンディ・リ

11月10日(月)久しぶりにサントリーホールに行った。
中国生まれのピアニスト、ユンディ・リを聴くためである。
新潟の友人である伊藤さんからチケットをいただいた。
 
(伊藤さんは新潟放送OB。最初にお目にかかったのは1962年<昭和37>である。この年、大阪国際フェステバル協会主催で「バイロイト音楽祭」の引越し公演が行なわれた。この時、伊藤さんと知りあったのである。52年にわたる長いお付き合いである。)

ユンディ・リ、1982年中国重慶生れ。32才。2000年のショパンコンクールでスタニスラフ・ブーニン以来15年ぶりに第1位優勝。チラシを見ると「パリ、ロンドン、ウィーン、世界で絶賛されるユンディのベートーヴェン。待望のアンコール公演」とある。聴きものはベートーヴェンらしい。この日の公演も最期に「熱情」がラインナップされている。(当日、変更があり「熱情」は前半の最後に演奏された)

公演を聴いた印象を私は伊藤さんにこう報告した。「洗練された音と技術、スケールの大きさと並外れたピアニストだと思いました。ただ、難をいえば、どの作品も彼のテクニックを披露するための素材のように処理されているような印象を持ちました。特にベートーヴェンなど。SL(蒸気機関車)であるべきものが新幹線のようにスマートでした。」

ただ、新世代の名演奏家はえてしてこういう印象を与える。
世紀の大指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンも「何を演奏してもカラヤン美学に染まる」といわれた。

そして気がついた。カラヤンとユンディは美学というところと、イケメンというところが共通している。
超満員の当夜のサントリーホールは女性ファンの熱気に溢れていた。(休憩時間の女性トイレの長蛇の列。エクセレントなサントリーホールには似合わない)

 

2014年11月10日月曜日

定年後の体力維持。掃除のバイト、散歩、グランドゴルフ

(グランドゴルフ場は芝生とは限らない。”写真は千葉・九十九里のコース”)

定年後、12年。体力維持も兼ねてスーパーの掃除、グランドゴルフを行なっている。

 体力作りの中心はスーパーの掃除のバイトである。(牛久市シルバーセンターの紹介)月に10日間、8時~11時まで、店の内外、駐車場の掃除をする。3時間で8,000歩くらい歩く。特に体力を使うのはトイレの掃除。床、壁、便器、全て手拭きである。デッキブラシ等を使用するよりも手拭きの方が体力を使う。もう10年近く続いている。

 5年ほど前、同じ掃除の仲間から「グランドゴルフ」を勧められ、道具一式いただいた。掃除の無い日はできるだけグランドゴルフの練習に参加する。グランドゴルフはゴルフのパター競技と思えばよい。野球くらいの大きさのボールをクラブで打ち、ホールポストに入れる。スタートマットからホールポストまでの距離は50m、25m、15mと3種類。どれも3打で入れるとパーである。打数の少なさを競う。距離が短いからといって侮ってはいけない。ゴルフ場のグリーンと違って、コースは芝生だけではない。凹凸あり、傾斜あり、砂利などの障害物あり。
 ゴルフの下手な私はグランドゴルフをやっても、やはり下手。ただ、どう真っ直ぐ飛ばすか、どう距離を合わせるか、どうコースを読むか、実に面白い。ゴルフほど体力を必要としないので、歩ける限りは続けられそうだ。

 昨日(9日)牛久市体育協会の主催で「エンジョイフェスティバル」があり、老若男女がバトミントン、卓球、テニス等の競技を楽しんだ。私もグランドゴルフに参加した。昨夜男子フェギュアで命がけでプレーした羽生結弦君を思い描きながら一打入魂でのぞんだのだが、20位までの入賞もならなかった。

2014年11月1日土曜日

バッハ、300年前の音楽を聴く

(CDのお土産。右下が人気のバブル・チュア)

先月(10月16、17日)高校時代(秋田・鷹巣農林)の同窓生とゴルフをやった時、阿部秀夫君からプレゼントをいただいた。中味はCDだった。先週、2週続いたゴルフが一段落したので、CDを聴いた。バッハ(1685ー1750)である。名曲のさわりが24曲入っている。「対位法」の頂点を極め、「形式美」を重んじた音楽は素晴らしい。ドイツ土産だった。

阿部君は高校を卒業すると、ドイツに留学。養豚業を学んだ。阿部君にとってドイツは第二の故郷なのである。今回は奥様と一緒だったという。留学先からバッハの生まれたアイゼナッハ(テューリンゲン地方)は近い。バッハハウスに寄った。入館者に人気なのがバロック時代の鍵盤楽器のコンサートと〝バブル・チェア″に揺れながら聴くバッハの音楽だという。いただいたCDの音楽はバッハハウスが所有する1970年代の楽器を使用したものであり、懐かしい音がする。また録音が素晴らしい。中学の音楽の時間、バッハは「音楽の父」と教えてもらったが、その事を実感した。

高校時代、小生と阿部君は同じ文芸部だった。小生は文芸部の他に音楽鑑賞部を作って、月に1回レコードコンサートを開催した。阿部君は小生のクラシック音楽好きを知っており、バッハハウスからCDのお土産を買ってきたのである。

阿部君の養豚場で育てられた豚は全て東京に出荷される。”江戸で相撲取る秋田のトン”である。
現在、阿部君は養豚業は息子さんに譲り、悠々自適の日々である。