2014年10月12日日曜日

世界をリードする日本の電子部品メーカー

(電子部品メーカーの小間。TDK、ローム、村田と続く)

11日、千葉・幕張で開催されているCEATEC(シーテック)JAPANに行った。私が現役の頃、この展示会はエレクトロニクスショウとよ呼ばれ、展示品の中心はラジオ・テレビ機器が中心で、会場も東京・晴海だった。2000年から、データ機器等が加わり、CEATEC JAPANとして再スタートした。
出展企業は約5千社、入場者は約15万人である。

会場に入って驚いたのは私が現役の頃、メイン出展社だった松下(パナソニック)、東芝、日立、ソニー、パイオニア等の電子機器メーカーの影が薄くなり、TDK、村田、ロームなどの電子部品メーカーが主役に踊りでていたことである。

これは株価にも顕著に現れている。(11日、終値)
 パナソニック 1,218 東芝 456 日立 781 ソニー 1,882 パイオニア 273
 TDK 5,630 村田 11,265 ローム 6,0520 京セラ 4,709

つまり、セットメーカーは韓国メーカーに首位の座を奪われたが、電子部品メーカーは日本のメーカーが主力製品で首位の座にあるからである。さらに昔は電子部品の用途といえば、ラジオ・テレビだったが、今は自動車もスマホも電子部品がないと動かない。

電子部品メーカーの出展では、村田製作所のチアリーディング部がマスコミでも話題になり、会場でも黒山の人だかりだったが、ロームのROHMANTIC(ローマンティック)というパンフレットにも感心した。ローマンテックはロームとロマンティックの造語だそうだ。会場では活動の一環として同社の本拠地である京都の名所を案内するパンフレットが無料配布されていた。

かつてオーディオファンの端くれであった小生としてはパナソニックが同社のオーディオブランド”テクニクス”を復活させたのは歓迎。ただ、機器が数十万~数百万と高い。今後の展開に注目したい。
(話題をさらった村田チアリーディング部。ジャイロセンサでバラスをとり、倒れない、ぶつからない)

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