”刈谷いしぶみの会”の機関紙「いしぶみ」7号の発刊を記念して、土浦市の料亭「霞月楼」で食事会を開いた。土浦市在住の会員、高山さんが幹事である。
高山さんのお気遣いで、女将さんが秘蔵の屏風を披露して下さった。屏風には「回天」「死生」「不滅」「春駒」「梅太郎」などの文字が踊る。「回天」とは人間魚雷「回天」である。ここ土浦は霞ヶ浦に面しており、隣町・阿見町には海軍の予科練があった。屏風に文字や絵を書いた主人公は人間魚雷の乗組員。数多くの若者が魚雷とともに米国の軍艦に体当たりして落命した。今日の平和な日本は彼等の犠牲の上にあるのである。
料亭の玄関には資料室があり、山本五十六の直筆の手紙、東郷平八郎の書、1929年、霞ヶ浦に寄港したツェッペリンの資料等が展示されている。さすが120年続いた料亭の威容である。
ところで、今回の食事会に2人の新会員が参加された。豊橋市ご出身の西郷さん(昭和23年生)、山口市ご出身の金谷さん(昭和4年生)である。この会の会員は出身地、年齢とも多彩。来年発刊の8号にどんな作品が並ぶのか楽しみである。
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