2010年4月23日金曜日

今年は上岡敏之イヤー


 上岡敏之イヤーっていったところで、何の話?上岡って誰?

写真でお分かりのように彼は指揮者である。

 指揮者といえば、日本人といえば、小澤征爾、コバケン(小林研一郎)、若手では佐渡裕、海外で活躍している指揮者というと大野和士とかいう人、聞いたことあるような・・・?

 ということで、上岡イヤーなどと言ってるのは一部のクラシックファンとレコード会社だけなのである。

 小生を含めて、なぜ上岡イヤーといっているかといえば、彼の指揮したCDが年内に3枚、また彼がピアノを弾いたCDが1枚リリースされ、しかも彼が首席指揮者を努めるヴッパータール交響楽団を引き連れて10月に来日し、10回の公演を行うからである。

 この不況、小澤征爾でも1年間に4枚もCDを発売し、外国のオーケストラを引き連れて10回も公演するのは難しい。だから、今年の上岡のパフォーマンスは異例なのである。

 ところで、ヴッパータール交響楽団って聞いたことがないなあ。おっしゃる通り、この交響楽団、ドイツの地方都市のオーケストラなのである。これくらいの実力なら、日本のオーケストラの方が上なのではない?確かに・・・。

 しかし、である。今月発売された両コンビのCD、R・シュトラウスの「家庭交響曲」、シューマンの「交響曲第4番」は名演である。前者はあのカラヤン・ベルリンフィルと、後者は伝説の指揮者フルトヴェングラーと、並ぶ魅力があると思う。

 ただ、この良さは小生など一部のマニアしか分からないだろう。

 いずれにしろクラシックオタクの世界の話である。

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