現役の頃、日本記録メディア工業会の業務委員長を仰せつかっていた。そのご縁で、10月26日(水)TDK柳橋倶楽部でOB会を開催した。
工業会の常務理事だった日立マクセルのKさんが米寿(88才)を迎えられたのである。それを祝たいと思った。しかし、直前になってKさんがドクターストップ。中止しようかとも思ったが、6人の方から参加の返事をいただいている。実施することにした。
参加者の方の話が面白かった。
日本ビクターOBの技術者Sさん。「VHSビデオの大成功によって皮肉にも会社全体のタガが緩みはじめ、さらにデジタル化の波に乗り遅れて商品力が弱体化。涙ながらに早期退職(定年6年前)する決心をした」それは誰よりもビクターを愛したが故の決断だったという。
A社OB、Tさんの話。「今だからいいますが、実は工業会に提出する出荷数量を実際より一時低く出していました。トップグループメーカーを油断させるためです」
TDKのOさん。「えっ、そうだったんですか?急にA社さんのシェアが上ったので、どうなっているんだ!と上司に叱られましたよ」
日本コロムビアのSさん。「当社はシェア下位メーカーでしたが、常務理事のKさんは差別なしに暖かく接してくれましたし、いい業界でした」。
フジフィルムのTさんは定年後、自転車でシルクロードを旅した話を披露。Tさんは現在同社の屋台骨を支えるデータカートリッジテープを開発した技術屋さんである。この工業会、今回は欠席されたが、ソニーさん、松下電器さんもメンバーである。
工業会OBの平均年齢も70才後半になったが、昔の話になると熱を帯びる。現在も本を出版するなど皆さん意気軒高である。
異業種との交流が活力になるといわれるが、工業会OB会はその実例である。高齢者の話題の中心である健康の話はでる余地がない。
オリックスの中嶋監督秋田県人の成果を発揮!素晴らしい!地道な人柄!見習いたい。又は第八波の兆候?来年も宜しくお願い致します!何時もHP気にしてます!
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