2022年7月24日日曜日

世界陸上、TDKも電子部品事業の金メダルへ挑戦!


 連日、TBSで「世界陸上」(第18回)が放送されている。
開催地は米国・西海岸オレゴン州。陸上の本場だけにその盛り上がりは格別である。記録に挑むアスリートの姿に胸躍る。
「人間浴」を執筆している小生はTDKに在職。TDKは第1回・ヘルシンキ大会(1983)から世界陸上のスポンサーになった。小生は第2回・ローマ大会(1987)、第3回・東京大会(1991)、第4回・シュツットガルト大会(1993)等の事務方を担当した。
 第2回・ローマ大会の時は数回現地に足を運んだ。同大会は日本テレビが放送を担当。現地からのリポートは長嶋茂雄氏だった。男子100メートルにスーパースター、カール・ルイス登場。長嶋氏の「カール、カール」という声が今でも耳に残っている。
 世界陸上のスポンサーになった1983年はTDKがカセットで世界シェアNO、1になり、VHSビデオビジネスも軌道に乗った時期だった。世界陸上の契約料の負担も本社4割、磁気テープ事業部が6割という比率だった。2014年、TDKは磁気テープ事業から撤退し、電子部品事業専業になったが今でもスポンサーを継続しているのである。
 オレゴン大会の放送を見ると、男子ゼッケン、100mスタート等、いたるところにTDKロゴが露出する。TDKの運動会のようである。これは、TDKが第1回大会から第18回大会まで同大会を支え続けてきた成果である。
 TDKは、村田、京セラ、日本電産と並んで、日本の電子部品業界を支える世界の優良企業に成長した。カセットテープ時代にはじめた世界陸上を継続することによって、TDKは他の電子部品メーカーとは異なる風土ができ上ったと思う。
 世界陸上のアスリートのように挑戦し続けて欲しい。電子部品事業において金メダルをとり続けて欲しい。
 

1 件のコメント:

  1. 相変わらずの素晴らしい記事を書きますね!所で傘寿会出席者はどうですか?中々コロナ禍もあり集まりにくい現況でもありますね?伊勢堂会は各々方はどうですか?

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