2022年3月9日水曜日

樹齢72年、実家の秋田杉。回向柱に奉納

 神奈川県山北に養子に行った弟はお寺の総代をやっている。
そのお寺の住職が代り、晋山式をやるという。
その準備に奔走している。
本堂に扁額する書を寄進する。「愛山敬寶」立派である。


極めつけは「回向柱」の寄進。
回向柱は晋山式の時に金糸で結ばれて本堂前に建立される。触るとご利益があるとされる。
この回向柱を、弟は秋田の実家の山に行って選んだ。
製材したところ、4面とも節のない25センチの角材で長さ5メートルの柱ができ上った。


樹齢72年、祖父が弟の生まれた頃に植えた秋田杉である。
この頃、既に農地解放が行われ、田んぼは1/10になったが、山はそのまま残った。祖父は農協組合長を勤めその後、村長になった。その頃、植えられた杉が神奈川のお寺の回向柱としてお役に立つことになった。祖父の名前は”敬治”という。扁額の書「愛山敬寶」と通じるものがある。
実家は兄で32代目になる。盛時ほどではないが、頑張っている。
村の名門だった頃に植えられた杉がお役に立つ。感慨一入である。




1 件のコメント:

  1. 32代目素晴らしい!名門の血統!弟さんは私と同年代?話題が抱負で楽しみです!今日朝田舎の同級生より連絡あり又又一人亡くなったとのコメント。先輩の価値力と行動力は世の中の為になるので神様は簡単に天国へは導かないでしょう?何時までも元気に頑張りましょぅ!

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