2022年3月21日月曜日

神社とモダンアート

 昨日、笠間市にある常陸国出雲大社へ行く。
高橋宮司と、プロデューサーの石橋氏に同大社の「アートギャラリー」を案内していただく。

「アートギャラリー」は同大社が文化事業として開催しているものである。新人アーチストの支援と発掘につながる事業として地域のみまならず、首都圏の美術界の注目を集めている。
今日(21日)から東京、ニューヨークで個展を開催して注目を浴びている「奥田雄太 個展」が開催される。(写真・上)
地元・笠間市出身、伊藤遠平の”ひたちのくにのもりのなかまたち”「モクモクフー」も開催中。展示会場の前にある自販機(写真・下)










2022年3月19日土曜日

今日、誕生日、80才になりました。


 私、昭和17年(1942)3月19日、生まれました。
ということで、今日、傘寿80才になりました。
昭和44年(1969)の誕生日に結婚しましたので、結婚53年目になります。
思えば、いろいろな方にお世話になりました。
今年は、1月、幻冬舎から私が監修した「奇跡の一歩」(三石未央著)が発売になりました。今月「ステレオ時代」20号発売。これに私が企画した”TDKはこうして世界一になった”が掲載されました。カラー32頁の大特集でした。お世話になった会社に多少は恩返しができたかな……と考えております。
 ロシアがウクライナに侵攻という予想外のできごとがありました。
 平和の中で育った私は、平和の中で生涯が終ると思っておりましたが、そうではありませんでした。毎日、爆撃で市民が殺されております。こういう戦争を指揮する指導者がいるというのは信じられません。
 あと、何年生きられるかわかりませんが戦争はご免です。
 
 毎月のように、学校時代の友人、会社の同僚、地域の仲間が亡くなられます。毎月開催している会合で、こんなことがありました。「近々手術をします。来月欠席しましたら、その時は終わりということです」。こんなこともありました。「体調がいい時はこちらから連絡します。あなたの方からは連絡しないで下さい」
 
 今月、知り合いの法人から、周年事業の本を出版したいので、執筆して欲しいという依頼がありました。「ボケ防止と暇つぶし」にはちょうどよいと引き受けました。300頁くらいになりそうです。書くといってもパソコンでキーボードを叩くだけですが、事前調査がかかせません。いずれにしろ体力勝負です。散歩がかかせません。今朝も1時間歩いてきました。今日は雨あがりの気持ちのいい日です。
 
 大正7年(1918)生まれの母はまだ元気です。

(写真は昨年12月17日、「ステレオ時代」の山田芳朗カメラマン撮影)


2022年3月9日水曜日

樹齢72年、実家の秋田杉。回向柱に奉納

 神奈川県山北に養子に行った弟はお寺の総代をやっている。
そのお寺の住職が代り、晋山式をやるという。
その準備に奔走している。
本堂に扁額する書を寄進する。「愛山敬寶」立派である。


極めつけは「回向柱」の寄進。
回向柱は晋山式の時に金糸で結ばれて本堂前に建立される。触るとご利益があるとされる。
この回向柱を、弟は秋田の実家の山に行って選んだ。
製材したところ、4面とも節のない25センチの角材で長さ5メートルの柱ができ上った。


樹齢72年、祖父が弟の生まれた頃に植えた秋田杉である。
この頃、既に農地解放が行われ、田んぼは1/10になったが、山はそのまま残った。祖父は農協組合長を勤めその後、村長になった。その頃、植えられた杉が神奈川のお寺の回向柱としてお役に立つことになった。祖父の名前は”敬治”という。扁額の書「愛山敬寶」と通じるものがある。
実家は兄で32代目になる。盛時ほどではないが、頑張っている。
村の名門だった頃に植えられた杉がお役に立つ。感慨一入である。




2022年3月5日土曜日

オーディオ・ビジュアル部門第一位(ベストセラー)

 

アマゾンの売れ筋書籍ランキングを見ると、3日発売された「ステレオ時代」20号がオーディオ・ビジュアル部門で第一位になった。しかもベストセラーと表示されている。
オーディ・ビジュアル部門というと、音楽の友社の「ステレオ」、音元出版の「オーディオ・アクセサルー」、ステレオサウンド社の「ステレオサウンド」が有名だが、その中で、澤村さんがメーカーの広告やオーディオ評論家の先生に頼らないで一人で取材・編集している本が一位になるのは画期的である。
誌面が「トリオ・ケンウッド」「TDK」特集なので、2社のOBが、発売前から予約を入れたものと思う。
 小生が監修し、1月に幻冬舎から発売された「奇跡の一歩」のルート別売行きをみると、アマゾンを中心にしたネット販売が50%以上である。多分、「ステレオ時代」の売上げもネット販売がメインだと思われるので、アマゾンで第一位というのは凄い。改めて澤村編集長のセンスに脱帽である。

 「TDKはこうして世界一になった」で、カセットにおけるTDKのCI(コーポレート・アイデンティティ)について語った内野さん(写真・左)は、大学のクラスの幹事役に「ステレオ時代」に内野がでているからメーリングリストで発信して欲しいと頼んだという。内野さんは「本屋で立ち読みでも」と思って依頼したのだが、すでに二人が購入したとのこと。その一人は有名人(中央)と友達の女性(右)で、彼女は間違って「ステレオ」を買ってしまい、「ステレオ時代」を買い直したそうだ。そういえば昔、ラジオ技術社から「ステレオ芸術」というのが出版されてました。

2022年3月3日木曜日

”こうして世界一になった”「ステレオ時代」が大特集!


 やあ、驚きましたね。「ステレオ時代」(20号)が”TDKはこうして世界一になった”という記事を掲載した。タイトルも凄いが中味が輪をかけて凄い!カラー32頁である。同誌は編集長の澤村さんが企画、取材、編集と全てお一人でやっている。オーディオ誌でありながら、メーカーの広告はゼロ、評論家もゼロ、したがって、澤村さんの感性で本は作られる。経営的には「常に綱渡りで、売行きが落ちたらすぐ終わるというサドンデス」状態だという。ということで開き直って、好きなように作っているという感じがする。だから中味は面白い。
 
取材が行われたのは12月17日、コロナが小康状態で、秋田の「TDK歴史みらい館」での取材がOKになった。今回はマーケティングの話も披露したいと思い、コピーライターの内野さんにも声をかけた。几帳面な内野さんは資料をカバンに詰め込んで登場。その重量17キロ。そんなに持ち込んでも掲載できるはずがないと思っていたのだが、澤村さんがこれに食いついてきた。話題がカセットの話であり、歴史館の展示物は掲載されないだろう、と思っていたら、「TDKの歴史は日本の電子技術の歴史だった」というタイトルで掲載されている。その編集のウマイこと。天才ですね。
 20号のメイン企画は御三家『サントリパイ』の一角”トリオ/ケンウッドの魅力、再発見”。
”励磁式スピーカーのある蕎麦屋さん”という企画もある。この蕎麦屋さん、山形県天童市にある「そば吉里吉里」。オーディオマニアの間で知られたお店だという。秋田のTDK歴史みらい館の取材が決まったので実現したという。山形、秋田は12月17日の夕方から雪でした。コロナと雪の間隙をついて行われた取材でした。
 ”世界一になった”というのはカセットテープの話である。電子部品メーカーのTDKが日米欧の有名ブランドを抜いてシェアトップになったのである。その頂点のカセットがMA-R(写真・左)だった。テープはメタル、ハーフはダイキャストフレームである。私の後、商品企画を担当した吉野さんは、MA-Rを凌ぐMA-XG Fermoを企画した。誌面ではTDKが世界市場で展開したマーケティング戦略が語られている。