2020年9月19日土曜日

4泊5日東北旅行②酒田→秋田(土門拳記念館)


 7日(月)午前4時、新潟古町アパホテル出発。右手にバック、左手に伊藤さんからいただいた「越乃寒梅」を持つ。さすがにタクシーは走っていない。新潟駅まで2キロ近く歩く。キツカッタなあ。新潟発4:56発の羽越線・村上行、普通列車に乗る。(写真)村上を過ぎるころから女学生が乗車してきた。なるほど、この列車は高校生の通学列車なのである。2時間もかけて山形の鶴岡とか酒田に通学する高校生がいるのである。そういえば、私の柏と佐倉の孫も2時間かけて通学している。

8:15酒田着。酒田では「土門拳記念館」を見学する予定である。記念館は9:00開場。駅から記念館までは約5キロある。タクシーで行けばよいが節約旅行である。市の観光自転車(無料)を借りることにした。なにしろ78才。転ばないように注意しながら記念館を目指してひた走る。
 土門拳(1909~1990)は酒田市出身。戦後日本を代表する写真家の一人。「古寺巡礼」「室生寺」「ヒロシマ」「筑豊の子供達」等の代表作がある。記念館の建設に当たっては土門拳と深い親交のあった芸術家たちが力を結集した。彫刻 イサムノグチ、庭園 勅使河原宏、銘板 亀倉雄策、銘石 草野心平である。展示場には室生寺の仏像の写真が展示されていた。800年代に作られた仏像だが、その生き生きとした表情に魅了された。ひょっとしたら実物よりも土門が撮影した写真の方が作品の真髄をわれわれに伝えてくれているのではないか?と思わせるほどの迫真力があった。(写真・下)観て良かった。

10:37、酒田駅から特急「いなほ1号」に乗る。乗客は一両に2~3人しか乗っていない。JRも大変だなあ・・・。12:03秋田駅着。改札をでると、近藤君、上杉君、塩寺君の3人(高校時代の同級生)が出迎えてくれた。東北旅行をするに当たって近藤君には事前に電話を入れた。「オレ秋田へ行くけど会ってくれるかな」「大歓迎!」。秋田県知事が他県からの来訪を禁じてる状況での近藤君の反応だった。

2 件のコメント:

  1. 先輩の行動力には頭が下がります、コロナ渦中での動き!菅さんに教えたい!いつも素晴らしい生き方インプレションありがとうございます��

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  2. 流石が先輩の行動力には感服!コロナ渦中での大胆な旅行はみんなに勇気を与えます!

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