昨年末から準備していた日本記録メディア工業会OB会が23日、予定通り開催された。(趣旨は1月4日ブログに掲載)この会に雑誌社の取材が入った。いわゆる”飲み会”に取材が入るなど珍事である。いきさつはこうである。
記録メディア工業会の加盟メーカー間において最も競争が激しかったのはカセットテープのシェア争いである。それは1970年~1990年代のことである。昔のことなので、参加者の方々も記憶があいまいだろうと、「カセットテープ・コンプリート」誌に掲載された各社のパッケージ写真を開催資料として配布することを思いついた。その使用許可を同誌の澤村記者に打診したところ「どうぞご利用下さい。ところで面白そうな会なので取材させてくれませんか」となった。澤村さんは競合メーカーの当時の担当者が一同に集まる会に関心を持ったようだ。
会に参加したのは松本、畠山(TDK)西郷(ビクター)木村、工野(マクセル)佐藤(パナソニック)小澤、高橋、東、高山(フジ)鈴木(コロムビア)の11名。ソニーの伊賀野さんは同社の集まりとかちあい欠席。
ご三家(ソニー、TDK、マクセル)に後塵を拝し、”フジの病”と業界で揶揄されたフジフィルムがAXIAで巻き返しをはかる話や、コロムビアの鈴木さんのLPレコード収録時間秘話など・・・。ここだけの話、今思いだした話で大いに沸いた。
この模様、澤村さんの雑誌に掲載されるかもしれない。