2019年10月2日水曜日

世界陸上とTDK

ドーハで世界陸上が開催されている。私は現役時代、世界陸上ローマ&東京大会を担当した。
当時、私はカセットテープ等の記録メディアの商品企画を担当していたが、業界はデジタル時代を迎えていた。アナログ指向だった私はお役御免を言い渡された。1987年の時である。
TDKは1983年の第1回ヘルシンキ大会からオフィシャルスポンサーとして世界陸上に協賛していた。第2回世界陸上は1987年ローマで開催される。TDKヨーロッパの責任者が私の上司に要請。「ローマ大会には会長も参加されますね。ついては東京本社からどなたか派遣してくれませんか?」「英語はできないが畠山君ではどうかな?」「結構で
す」といった経緯もあり、私はローマ大会&東京大会(1991)を担当することになった。ローマ大会では長嶋茂雄氏(TV番組ゲスト)、カール・ルイス選手等、著名人にお近づきになる栄誉に恵まれた。
 TDKは世界陸上のオフィシャルパートナーを継続している。私が担当している当時、TDKはカセット・ビデオテープメーカーとして世界市場を相手にしていたので、世界陸上のスポンサーになることはビジネス上もメリットがあった。
が、現在のTDKは記録メディア等のコンシューマー事業からほぼ撤退し、電子部品事業に特化している。現在でも世界陸上を継続してる理由として、TDKは①スポーツ文化事業への貢献②世界30ヶ国以上に製造・販売拠点を有し、105,000名の社員が働いている。を挙げている。走る、跳ぶ、投げるという陸上はスポーツの原点である。テレビ中継されるトップアスリートの美しさに連日圧倒されている。(写真下はローマ大会のセキュリティカード)

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