2019年10月12日土曜日

「ノーベル賞」「世界陸上」「TDK」


「ノーベル賞」「世界陸上」「TDK」これ、関係ないようで関係があるようだ。
世界陸上ドーハ大会初日(9月27日)、TBSテレビを見ていて驚いたことがあった。TDKの石黒社長が「世界陸上を2029年までサポートします」と宣言したのである。TDK・OBとしては「そんな先のことまで契約して大丈夫な
の」と心配。米中貿易摩擦は収まりそうもないし、世界経済は下り坂、円高基調・・・。世界経済は不安一杯である。石黒社長が10年先まで約束するということは業績に自信があるということだろう。
 
 10月10日、ノーベル化学賞が発表された。受賞したのは旭化成名誉フェローの吉野彰(あきら)氏(写真・朝日新聞)。受賞理由は「リチウムイオン電池開発」である。
11日の読売新聞によると、同電池の開発は日本企業が先べんをつけた。ソニーが1991年、世界で初めて量産化に成功(2017、村田に事業譲渡)。同電池の世界の市場規模は2019年、4兆7800億、22年には7兆3900億が見込まれるという。同電池の部材、製品のメーカーは表の通りである。スマートフォン用でTDKの名前が記載されている。中国にあるTDK子会社が電池の生産を行っており、TDKはこの分野で世界トップシェアを占めている。
 
10年先の世界陸上をサポートするという宣言の背景にはリチウム電池をはじめとする事業に対する自信があるということだろう。
 
 写真下は世界陸上・ドーハ大会で銅メダルを獲った日本チーム。次回、世界陸上は2021年、アメリカ・ユージーン(オレゴン州)で開催される。
 

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