2018年6月3日日曜日

涙、爆笑、怒、妖艶「梅沢劇団・牛久公演」


いやー、アッという間の2時間半でした。
テレビをつけると、連日顔を出す梅沢富美男、そのスパースター梅沢が牛久に来る!梅沢は中学しか出てない。しかし、芝居だけではなく、俳句、生け花、料理なんでもござれ、その多彩な才能に驚嘆。1950年生まれだから今が旬!

 第1部「人情時代劇」では、下町のオヤジを演ずる。バカ息子、年頃の娘、本当の娘の父親が登場。涙と笑いの掛け合いとなる。これぞ大衆演劇!
 第2部は「梅沢富美男オンステージ」。タキシード姿で登場。
 ”東京から護送されて牛久へやってきました””女の子を殺して線路に転がす、どうなってんだ!この世の中”(拍手)”政治家はわからい輩ばかり、選挙の時は良く考えろ!所詮、ロクなのはいないけど”(爆笑)”悪質タックル、ウソついてるに決まっている。そうテレビでハッキリ言ったのはオレが一番!ウソは必ずバレる。(拍手)
 では歌いましょう。「夢芝居」つづいて「白神恋歌」。”白神山地、母さん母さん会いたいなあ・・・”梅沢の母は青森出身。大音響の伴奏を突き抜けて梅沢の歌声は響きわたる。梅沢もうまいが、音響担当の腕にも感心する。
 第3部「華の舞踊絵巻」。幕が上がると、美しい背景をバックに華麗な衣装をまとった花魁(おいらん)と下男が勢ぞろい。「待ってました!」と声がかかる。”下町の玉三郎”登場である。妖艶な踊りはさすがであるが、照明も見事。東京の新橋演舞場にいるような錯覚に襲われた。
 
 そういえば梅沢富美男劇団、今年、明治座での1ケ月貸し切り公演が決まったという。旅回り一座の凱旋である。
 ところで、牛久公演にかけつけた観客は60代~90代。冥土の土産になりました。

 

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