2016年4月20日水曜日

心を打つ宮地ご夫妻の恋愛

 
先週、牛久市刈谷町のベテランズ(老人)クラブで郵政OBの赤荻さんから1冊の本を渡された。
 本のタイトルを見ると<父33回忌、母7回忌記念>「宮地正明・福江夫婦年譜」(写真・右)とある。宮地家の歴史である。編者(&筆者)は夫妻のご長男正人氏。正人氏、昭和19年生まれ。日比谷高校から東大に進んだ秀才である。(牛久市在住)
 本を読む。宮地正明氏、大正元年生まれ、愛知県出身。福江さん、大正4年生まれ、宮城県生まれ。本は2人の遺した日誌&手紙を中心に展開する。正明氏は東京商科大時代、反戦運動で投獄される。その影響もあり入院。その病院に看護婦として派遣されていたのが、福江さんだった。昭和11年、2人は病院で出会う。急速に恋愛感情が生まれる。出会ってから2年後、結婚するまで正明氏は福江さんに45通の恋文を送る。
 2人が交換した恋文が、この本のハイライトである。私は過去に何冊か恋愛小説を読んだ事があるが、このように密度の濃い、恋文の往来を見た事がない。正明氏が福江さんに宛てた第1信はこんな具合である。「今日も一日中待ったのに、あなたもあなたの手紙もこなかった。-略ーたまらなくなって例の壊れかけの蓄音機にトロイメライを掛けるのだが何だか気が慰まない・・・」。当然であるが、作家の書いた創作よりもリアルである。できれば、この本、商業本として出版し、今の若い方達にも幅広く読んでもらいたい。そのような価値を包含した素晴らしい本である。
 私も5年前、父の13回忌を記念して本を作った。<感謝>「感謝の心で乗り越えた86年」(写真・左)である。この本は畠山家第31代である父をテーマにした本。祖先は畠山重忠だと言い伝えられている。
 世界史、日本史があるように、宮路家史、畠山家史があってしかるべきである。家の歴史があって、国の歴史があり、国の歴史があって世界の歴史があるともいえる。

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