2016年1月16日土曜日

長淵剛「俺は寂しい・・・」


 正月のTV番組で色々あったが、最も印象に残ったのが6日、NHK/TVで放送されたシンガーソングライター長淵剛のインタビューだった。
 
 インタヴュー前の放送で驚いたのは2015年、富士山麓で10万人オールライトライヴコンサートをやったという事である。東京ドームや日本武道館でのコンサートでも驚きなのに、富士山麓とは驚きを超えて非常識にさえ思われる。ところが映像で見ると、満席の客が熱狂している。遠く離れた席で、長淵の歌声はどのように聴こえるのだろう?、舞台姿は見えるのだろうか?等々、次々に疑問が沸く。
 
 さらに驚いたのはコンサートを終え、九州の山麓で行われた時、インタヴュアーに答えた長淵の一言「寂しい・・・」だった。長淵はシンガーソングライターだけではなく、俳優であり、詩人であり、画家でもある。多くの才能に恵まれ、家族にも恵まれ、収入も莫大であろう。その長淵からでた第1声が「寂しいとは・・・」。

 長淵は1956年生まれ、今年70歳になる。
 一般市民である私(1942年生まれ)も70歳の頃から無性「に寂しい」時がある。仕事がある、お金があるに関わらず、先の予定がないと「男は寂しいもの」だと思う。
 思うに女性は炊事、選択、食事、子育てと「寂しい」などと思う余裕がない。
 長淵さんの「寂しい」を一般人の自分と比較して論じるのはどうかと思うが、男の寂しさは同じではないかと思う。そして「寂しさ」をバネにして男は次のステップをする・・・のではないかと思う。
 
 長淵は10万人の観衆がいても一人一人に訴えかけるような気持で歌っているという。その姿勢が10万名の観衆を感動させる。「寂しさ」がバネになって今年のコンサートはさらに素晴らしいものになるだろう。一般市民である自分も長淵に負けないように頑張りたい。

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