2015年4月13日月曜日

在米40年。熱血万年青年!

「4月6日のパーティ。右から湯川れい子、細川元総理夫人、佐藤則男」(西宮聡彦撮影)
 来日中のジャーナリスト佐藤則男さんが4月6日、麻布のアメリカンクラブで「ニューヨーク在住40周年パーティ」を開いた。私もご案内をいただいたが欠席した。佐藤さんはコロムビア大学(MBA)卒業。TDK(NY)、国際連合に勤務した国際人。錚々たる方々が出席されるのは目に見えている。子会社の部長職でサラリーマン生活を終えた私のでる幕はない。
 だが、たまたま、12日、東京へでかける用事があったので、佐藤さんにメールを入れた。「12日、読売日本交響楽団のコンサートに行くが、その前ご都合がよければお会いしたい」「ありがとうございます。12時に渋谷でどうですか」。意外だった。あの忙しい佐藤さんが会ってくれるという。しかも”ありがとうございます”とある。
 お目にかかって旧交を温めた。佐藤さんは「日米文化交流基金」を立ちあげるという。佐藤さんは70才近い。にもかかわらず、眼光鋭い。意気盛んである。2人が意気投合した部分がある。「芸術こそ、世界の平和の原点」「芸術を愛する心に貧富の差、宗教の差、年代の差はない」「芸術には全てを超越する力がある」
 午後2時から読売日本交響楽団演奏会。常任指揮者カンブラン(1948年・フランス生)が指揮したブルックナー(1881年・ドイツ生)の交響曲第7番。素晴らしかった。芸術は世界を一つにする事を実感した。
 1976年(昭和51年)、私は初めて米国に出張した。34才だった。TDKに勤務していた。米国全土を廻り、レコーダメーカー、レコーディングスタジオ、販売店の方々にTDKテープ、カセットテープの企画趣旨を説明をするのが目的だった。その時、TDKニューヨークに勤務していたのが佐藤則男さんだった。佐藤さんは私の同時通訳を務めて下さった。夜ホテルに着くと、佐藤さんは深夜まで、今後のTDKアメリカのあるべき方向について熱っぽく語った。そして2人の共通の趣味は音楽だった。
  「日米文化交流基金」それは熱血万年青年佐藤さんによって日米、世界の友好平和の為にに役立てられるのであろう。期待したい。

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