NHKの朝の連続ドラマ「マッサン」を見て、毎日「血湧き肉踊る」思いである。そういえば、私が勤めたTDKにも「マッサン」のようなドラマがあった。
TDKの創立者は秋田県生まれの斎藤憲三。地元では「ホラ憲」といわれていた。
ホラ憲は昭和10年、繊維のトップメーカーである鐘紡の津田信吾社長と会う。憲三は開口一番、津田に問う。「日本に本当の工業はありますか?」津田は言葉に詰まる。当時の日本の産業はほとんどが欧米のマネだった。「私は日本人が発明したフェライトを工業化したい。出資して欲しい」。斎藤の情熱に共感した津田はその場で10万円の出資を約束する。
その金で斎藤が設立したのがTDKである。
フェライトは東京工業大学の加藤与五郎、武井武両教授が発明。当初は用途がなかったが、後、トランジスタラジオ、テレビに不可欠の部品として使用され、TDKは急成長。第2のソニーといわれる。さらに磁性材料の技術はカセットテープ、VHSビデオテープに応用され、TDKは磁気テープの世界トップメーカーとなり、”TDK”は不動のブランドになる。
現在TDKを率いる7代目の社長、上釜健宏氏もブランド力に魅かれて入社したと語っている。
昨日(23日)、TDK・OB有志で構成する「TDK社友会」の新年会が東京で開催された。(写真)参加者164名。参加者の殆どが斎藤憲三、加藤・武井両先生、および二代目社長、山﨑貞一、常務、高尾三郎等、創業者当時の方々に直接薫陶を受けたメンバーである。TDK急成長の同志である。酒が進むごとに「俺がTDKを大きくしたんだ・・・」60才~80才代の顔が青春のように輝く。
(大石会長他、社友会を運営するメンバーの方々に感謝)
TDKの社是は「創造によって世界の文化・産業に貢献する」である。TDKに限らず、日本の産業界が生き残る為には、今後も”創造”がキーポイントになると思う。
2015年1月24日土曜日
2015年1月11日日曜日
かけがえのない人生に感動!「いしぶみ」編集作業
正月明けから今春出版する地域の自分史「いしぶみ・9号」の原稿が続々入稿。編集担当の小生は正月からフル回転。ボケる暇がない。
10日は、「ひたちの牛久」のスターバックスで山中さん(土浦市在住)にお目にかかり、原稿をいただく。山中さんは今年から入会された。昭和18年1月生まれ。小生と同学年である。原稿を拝見して山中さんがどうして「いしぶみの会」に入会されたか。胸に突き刺さった。原稿のメインは亡くなられた奥様が残された「詩」や「日記」。病床生活の寂しさが赤裸々に語られている。山中さんは分かれ際、「畠山さんにお会いできて本当に良かった」と語った。それは、これで奥様との思い出が本になり、後世に残せるという、安堵感からくる感謝の言葉だった。
大正14年生まれの中村さんからは郵送で原稿をいただいた。中村さんは昨年発行された8号で小生が生れる前の東京・銀座を活写され、近衛兵との初恋を披露して下さった。今回の原稿のタイトルは「写仏との出会い」である。写仏(しゃふつ)とは、仏様を写すことだそうだ。平成四年、埼玉県日高市にある「瀧泉寺」に六十四畳もある天井曼茶羅絵図が完成した。10年の歳月をかけて杉板に228枚の絵が描かれたという。(写真)その内の4枚が中村さんが書いたもののだという。中村さんはとんでもない才能の持ち主である。
文集「いしぶみ」は同じ町内(牛久市刈谷町)の鈴木さん(新潟市・津南出身。昭和5年生れ)が主催して発行している。
石山千代子さん、ビクターOBの西郷さん、中国で医師をされていた父を持つ堀井さんからも素晴らしい原稿をいただいた。(6日ブログ参照)「いしぶみ・9号」はかけがえのない人生記録で満たされる。
10日は、「ひたちの牛久」のスターバックスで山中さん(土浦市在住)にお目にかかり、原稿をいただく。山中さんは今年から入会された。昭和18年1月生まれ。小生と同学年である。原稿を拝見して山中さんがどうして「いしぶみの会」に入会されたか。胸に突き刺さった。原稿のメインは亡くなられた奥様が残された「詩」や「日記」。病床生活の寂しさが赤裸々に語られている。山中さんは分かれ際、「畠山さんにお会いできて本当に良かった」と語った。それは、これで奥様との思い出が本になり、後世に残せるという、安堵感からくる感謝の言葉だった。
大正14年生まれの中村さんからは郵送で原稿をいただいた。中村さんは昨年発行された8号で小生が生れる前の東京・銀座を活写され、近衛兵との初恋を披露して下さった。今回の原稿のタイトルは「写仏との出会い」である。写仏(しゃふつ)とは、仏様を写すことだそうだ。平成四年、埼玉県日高市にある「瀧泉寺」に六十四畳もある天井曼茶羅絵図が完成した。10年の歳月をかけて杉板に228枚の絵が描かれたという。(写真)その内の4枚が中村さんが書いたもののだという。中村さんはとんでもない才能の持ち主である。
文集「いしぶみ」は同じ町内(牛久市刈谷町)の鈴木さん(新潟市・津南出身。昭和5年生れ)が主催して発行している。
石山千代子さん、ビクターOBの西郷さん、中国で医師をされていた父を持つ堀井さんからも素晴らしい原稿をいただいた。(6日ブログ参照)「いしぶみ・9号」はかけがえのない人生記録で満たされる。
2015年1月6日火曜日
新年、明けてビックリ、玉手箱(日記)
1日 ●7:30分から3時間、スーパーの掃除。店長「今日は元日でゴミの収集車来ないからよろしく」 ●午後、孫6名にお年玉をあげる。夕食、いつも2人だけなのに今日は10名。”家長”の実感。
2日 ●小4と小2の孫を連れてゲームセンターへ。2人のメダル投入のスピードに驚く。 ●「孫は畠山家と北條家(嫁の姓)、日本の宝」と息子に言う。自分の言っている事が亡くなった父とそっくりな事に気がつく。
3日 ●年賀状の整理。オーディオ・ヴィジュアル評論家、麻倉先生のご活躍(写真上)に驚く。 ●三ヶ日に失礼かなと思いつつ、レコードメーカーと放送局の方々にメール。 地元音楽愛好会「ゲヴァント・ハウス」から今年の講師の交渉依頼するようにとの指示。
4日 ●ひたちの牛久の「スタバ」で堀井さんから自分史「いしぶみ」の原稿いただく。戦時中、中国で医師をされていた父親を回顧するもので、昭和史の貴重な断片。●自宅に帰り、パソコンを開くと水戸の西郷さんからも原稿が入稿していた。西郷さんはビクターOB。憧れのビクター入社までの努力は素晴らしい。●秋田の兄から電話あり。「6月に父の17回忌と祖父の100回忌をやるのでよろしく」。
5日 ●笠間にある常陸国・出雲大社に初詣で。神官装束の高橋宮司自ら電動カートを運転。私と家内を乗せ、3万坪の境内を案内。初詣客の注目を浴びる。出雲大社へ向う高速道路、行きも帰りも出口を間違う。私も神仏に近づいてきた・・・。 ●高校同窓会、新年会の会場、「佐藤養助・銀座店」予約。 ●ニューヨーク在住の政治ジャーナリスト、佐藤さんから電話。「安倍総理の日本国家の将来 ヴィジョンに注目している」との事。
(出雲大社・御本殿正面)
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