正月明けから今春出版する地域の自分史「いしぶみ・9号」の原稿が続々入稿。編集担当の小生は正月からフル回転。ボケる暇がない。
10日は、「ひたちの牛久」のスターバックスで山中さん(土浦市在住)にお目にかかり、原稿をいただく。山中さんは今年から入会された。昭和18年1月生まれ。小生と同学年である。原稿を拝見して山中さんがどうして「いしぶみの会」に入会されたか。胸に突き刺さった。原稿のメインは亡くなられた奥様が残された「詩」や「日記」。病床生活の寂しさが赤裸々に語られている。山中さんは分かれ際、「畠山さんにお会いできて本当に良かった」と語った。それは、これで奥様との思い出が本になり、後世に残せるという、安堵感からくる感謝の言葉だった。
大正14年生まれの中村さんからは郵送で原稿をいただいた。中村さんは昨年発行された8号で小生が生れる前の東京・銀座を活写され、近衛兵との初恋を披露して下さった。今回の原稿のタイトルは「写仏との出会い」である。写仏(しゃふつ)とは、仏様を写すことだそうだ。平成四年、埼玉県日高市にある「瀧泉寺」に六十四畳もある天井曼茶羅絵図が完成した。10年の歳月をかけて杉板に228枚の絵が描かれたという。(写真)その内の4枚が中村さんが書いたもののだという。中村さんはとんでもない才能の持ち主である。
文集「いしぶみ」は同じ町内(牛久市刈谷町)の鈴木さん(新潟市・津南出身。昭和5年生れ)が主催して発行している。
石山千代子さん、ビクターOBの西郷さん、中国で医師をされていた父を持つ堀井さんからも素晴らしい原稿をいただいた。(6日ブログ参照)「いしぶみ・9号」はかけがえのない人生記録で満たされる。
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