2012年6月25日月曜日

冴える、クリ―ヴランド・サウンド

23日、東隣の阿見町で「ひだまりコンサート」があった。
 
 このコンサートに西隣の竜ヶ崎市で行われる「ゲヴァント・ハウス」にいつも姿を見せられる白上さんのお嬢さんが出演されるというので聴きに行った。
お嬢さん、白上 冴(しらかみ さえ)さんは、現在アメリカのクリ―ヴランド管弦楽団のヴァイオリン奏者である。
冒頭のクライスラー作曲「前奏曲とアレグロ」を聴いて圧倒された。

 クリーヴランド管弦楽団はシカゴ、フィラデルフィア、ボストン、ニューヨークのオーケストラと並んで、米国のビック5と呼ばれている。(同市の人口は全米で45番目、40万にもかかわらず、である。)同楽団の完璧なアンサンブルと音の均質性はドイツのベルリン・フィルにも引けをとらない。
 
 白上さんの演奏で私が第一に感じたのは音楽の楽しさではなく、厳しさである。それは同楽団に対して持っている私の印象と同じである。一人で弾いても、アンサンブルになっても、演奏の方向性は同じなんだということを感じた。白神さんは、日々同楽団で、多国籍の名手達と切磋琢磨しているという、厳しさを放射させたのである。

 それにしても、なんということだろう、全てが冴(さえ)というお名前と符合しているのである。ヴァイオリンの音が冴えているのは勿論、舞台姿が凛としているのである。(精悍な顔立ちと、長身で鍛えられた体型)。ドレスは紫で和服をアレンジしたものだった。

 24日はわが町、牛久市民吹奏楽団の第26回定期演奏会を聴いた。
ムソルグスキーの「展覧会の絵」に挑戦。プロローグ、古城、ビドロのソロに破綻がなかったのは立派。最後の「キエフの大門」に会場は沸いた。長年指導に当たられている常任指揮者・関 稔さんに市民の一人として敬意を表したい。

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