2012年1月23日月曜日

大相撲千秋楽。日本の原点


 22日(日)大相撲千秋楽である。昨日から降り続いていた雨も両国に到着(午後2時)した時は上がっていた。東7列、13の桝席に行くと、篠原、佐伯、藤ノ木の3名は既に着座しており、宴会気分。(大入り満員)
 大相撲観戦は初めてだが、江戸時代に戻ったように典雅である。それは歌舞伎にも通ずる。拍子木の音、呼び出しの声の潔さ、行司の衣裳、化粧廻しの煌びやかさ、土俵上では、鍛えられた力士が真っ向勝負で激突。それも美しい。大相撲は200年以上の伝統によって培われた様式美が結集したスポーツだと思った。
 桟敷席に座って、お酒を飲みながら、歓声を上げて観戦する観客はオダイジンである。観客を接待する茶屋の存在も自然である。昔は両国の近くに遊郭もあった。
 優勝した把瑠都のインタビューには貰い泣きしたが、軍楽隊の伴奏で全員起立して歌った「君が代」には胸が熱くなった。
 大相撲という伝統スポーツを維持している日本人の一人として誇らしい一時であった。
 
 ●写真は桟敷席で撮影した幕内土俵入り。土俵下、右より稀勢の里、琴奨菊、把瑠都
 ところで、21日(土)は渋谷の青山ブックセンターで現代画家のディレクターである三潴
末雄が主宰する「日本再再再発見」と題する講演会があった。雨天の中満席。この講演会には東大教授・宗教人類学者の植島啓司と、出雲大社常陸教会の高橋正宣(義弟)がゲスト参加。(終了後、弟と飲む)。
 2日間にわたって、日本・日本人の原点に触れた。
 

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