タイトルを見ると、テレビの冒険旅行のようだが、小生の友人、髙山 了さんの計画である。彼は小生より6歳年下だが、60才の定年を機に、10年かけて自転車で奈良からローマ(2万キロ)に行くビジョンを作った。
定年後、小生は3冊の自分史を出版した。リタイア後の生活に充実感を覚えている小生だが、髙山さんのビジョンは小生の生き方より、遥かに夢に満ちている。
髙山さんから今年踏破したバルカン半島千キロの写真展を阿見町(牛久市の隣町)図書館で開くので来ないかというお誘いをいただいた。(11月29日~12月4日)
昨日、早速でかけてみた。小生宅から会場までは約9キロ、車で行く予定だったが、写真展のテーマにあやかって自転車で行くことにした。
写真展をみた。ボスニアの激戦地、世界遺産、はちきれそうなバルカン美人・・・、ツーリングに参加したメンバーの平均年齢67才とある。
「僕だって行ってみたい!」待てよである。会場への9キロの道のりに80分費やした。時速7キロである。体が追い付かない、先立つものもこころ細い・・・。
髙山さんの土産話で行ったつもりになろう・・・。帰りのペダルを踏みながらそう思った。それにしても、自転車はいい、車では見えないものが見えるし、今晩のビールは美味しそうだ。