昨日、レコード会社から宅急便が届いた。
1977年カラヤン・ベルリンフィル来日公演「ベートーヴェン交響曲全集」である。
聴いてみて、これがベートーヴェン交響曲演奏の原点だと思った。
揺るぎのない構成力、安定したテンポ、低音部のシッカリした音。
さすが、カラヤン・ベルリンフィルである。
このコンサートの模様は、当時FM東京の「TDKオリジナルコンサート」という番組で放送された。
貴重なコンサート記録なので、レコード会社は何回もCD化に関係機関と交渉。小生もTDK退職後、そのお手伝いをした。レコード会社の努力の甲斐があって遂にCD化が実現した。
当時の収録の模様は「伝説のクラシックライヴ」という本に詳しく紹介されている。
この本の出版は小生が企画し、あちこちの出版社をかけずりまわり、TOKYO FM出版から出版してもらった。2005年の発売だがまだ売れ続けている。
昔の仕事が時々蘇って、注目を浴びるのは嬉しい。