2009年10月31日土曜日

故郷・秋田新発見①院内銀山




 今月、2回目の秋田行きである。


今回は29日開催の中学同期会への参加。これに合わせて92歳の母と72歳の温泉行きである。


26日23:30分牛久発。高速を使用しないでひたすら一般道を走る。408号線を北上。宇都宮の先で4号線に入る。福島で13号線に入り米澤、山形と通過し、天童に入る。午前6時である。足湯に入る。さらに北上し、東根温泉で朝風呂に入る。


 朝食は家内が握ってくれたおにぎりとコンビ二で買ったおでん。お握りとおでんの組み合わせはまことに結構。


 秋田県に入り、湯沢の手前で13号線と別れを告げる。雄勝から郡境の山道を超えて、実家のある由利本荘市に向かうのだが、途中、院内銀山跡という看板が目に付く。ここはいつも素通りしているが、今回は時間にゆとりがあったので、澤を渡り、銀山跡に入る。車一台がやっと通れる道である。


 500メートルも進んだところでいきなりショッキングな光景に出会う。


 「院内銀山三番共祭墓地」である。


 院内銀山は最盛期東洋一の大銀山といわれ、15,000名(4千世帯)が入山していたという。日本全国から入山。しかし、銀価格の急落に従い、1954年閉山。廃墟となった。ここで働いた有縁無縁の方たちの墓地が三番共祭墓地である。その数3千柱に達するという。


 紅葉を背景に山の中腹まで散在する苔むした墓石に息を呑んだ。

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