2025年7月25日金曜日

電子部品は車と並ぶ基幹産業だ!「日本勢」世界を席巻/出た!GG生涯ベストスコア63

週刊 東洋経済7月19日号。「電子部品最強烈伝」。TDK・OBの小生必読である。カセットテープで世界的に有名だったTDKは、今、電子部品メーカーとして頑張っている。さっそく購入して読む。
〇黒子から「主役」へ。電子部品「日本勢」が世界を席巻
〇電子部品の王者・村田製作所。独走MLCC(積層セラミックコンデンサ)生む「超垂直統合の真髄」
〇電子部品は車と並ぶ基幹産業だ。日本には海外の10年先を行く「技術」がある。➡村田製作所・中島社長(61才・同志社大卒)
〇カメレオン経営TDK。カセットテープ、磁気ヘッド、小型2次電池。現在、大黒柱の1兆円事業は100億円で買った電池。
〇創業90年でも”ベンチャー精神”は不変。一人ひとりが経営者。➡TDK・齋藤社長(59才・同志社大卒)*村田、TDKの社長が同志社大卒というのは興味深い。
〇売上1兆円クラスの優良企業が凌ぎを削る。村田製作所➡1兆7千億、TDK➡2兆2千億、日東電工➡1兆円、ミネビアミツミ➡1兆5千憶、京セラ➡2兆1千億
TDK・OB岡本明氏(ドクター)の話によると、日本の電子部品が世界を席巻できたのは、不良品の少なさだという。コンデンサの場合、不良率はppbレベル(10憶分の数個)にあり、海外勢の追従を許さない。日本の電子部品の信頼性の高さは日本の自動車の信頼性を支えているという。
🔵7月18日、GG(グランドゴルフ)でとてつもない好スコアがでた。1ラウンド目、最後の30mホールインワンで16、2ラウンド目、なんと出だしの50mがホールインワンで19、3ラウンド目、15mでホールインワンで14、4ラウンド目も15mでホールインワンで14。トータルスコア63。グランドゴルフをはじめて18年。60代のスコアははじめてであり、今後63以上の好スコアがでることは生涯あり得ない。

2025年7月20日日曜日

山陰の旅(3/3)国宝・出雲大社御本殿

12日、松江から出雲大社に向かう。出雲大社は日本人であれば、伊勢神宮と並んで一度は参拝したいところである。と、秋田の農家で生まれた昭和世代の私は考える。それだけではない。義弟が笠間市にある常陸国出雲大社の宮司を務めているので、是非、本家である島根の出雲大社を参拝したかった。
出雲大社に到着。まず、天に聳える日章旗に感激。ここは日本だぞ!である。次いで神楽殿の大注連縄。一行はこの注連縄を見て歓声を上げたが、私は常陸国で同じ注連縄を見ている。「よくぞ同じ巨大な注連縄を作ったなあ!」と義弟の偉業に思いを馳せる。これぞ、本家・出雲大社と感じたのは端垣の中に聳える御本殿の威容である。(写真)この御本殿、延享元年(1744)に創建されたものだという。281年前である。その後、60年を目途に大改修が行われ、その威容を保っている。国宝である。画家岡本太郎はこの御本殿をこう称している。「この野蛮な凄み、迫力、おそらく日本建築美の最高表現であろう」。
出雲大社は結びの神である。恋愛や結婚の祈願をする人が後をたたないという。辰巳太一氏はこう付け加える。「私は出雲大社のご神徳は、結びよりむしろ、出会いと和合にあると思っている。和のパワーを活かせば仕事運や出世運に結びつく」それを証明するように島根県は若槻禮次郎、竹下登という総理大臣を輩出している。
私も今回の旅で稲城市出身の町田さん(写真・右)にお目にかかりお世話になった。こんな楽しそうな自分を見たのははじめてである。(出雲大社に参拝して感じたことがある。出雲大社は参拝客に由縁とかご神徳についてもっと語るべきである。そうしないと、若い人には古いだけの化石にしか映らない・・・)


2025年7月18日金曜日

山陰の旅(2/3)足立全康が命をかけた美術館

11日、江戸・明治の建造物が立ち並ぶ街並み「倉吉白壁土蔵群」を観た後、島根県の県庁所在地がある松江へ。グループより離れて、松江城の入り口にある蕎麦屋で昼食。その後、天守閣に登る。午後、松江から安来へ。20キロほど田んぼ道を走って足立美術館に到着。美術館の外観はなんの変哲もないのだが、会館に入った途端「ワア」という歓声が上がる。眼前に見事な日本庭園が広がる。アメリカの専門誌による日本庭園ランキングで22年間連続第一位にランキングされた庭園である。
この庭園を創ったのは安来市出身の実業家、足立全康(ぜんこう)氏(1899~1999)*写真。実家は農家。尋常小学校卒業後、炭を大八車に乗せ商売をはじめる。第2次大戦後、不動産事業で財を築く。1947年(昭和22)名古屋で開催された横山大観展で感銘を受け、それが美術品収集への情熱に広がる。「庭園もまた一幅の絵画である」の見解のもとに1970年(昭和45)、71才の時、財団法人足立美術館(5万坪)を設立。「故郷へ恩返しをしたい」「未来を担う若い人たちに生きた絵を、素晴らしい庭をプレゼントしたい」という思いだった。しかし、開館から10年余りは入館者は伸び悩み、閑散とした館内を一人歩く足立全康の姿があったという。
足立美術館は足立全康が命をかけたロマンの結晶である。それを味わい尽くすには一度の旅ではムリである。それは壮大で果てしない。

2025年7月14日月曜日

山陰の旅(1/3)鳥取砂丘「馬の背」登頂

10日、クラブツーリズム主催「出雲大社・足立美術館・鳥取砂丘 はじめての山陰旅 3日間」初日である。5時起床。朝食(前夜家内が作ってくれたお握りを頬ばる)。5時30分出発。牛久駅まで歩く。早朝とはいえ猛暑の中、カバンを持っての歩きはシンドイ。東京駅で昼食の弁当、ビールを購入して集合場所へ。今回の参加者は44名。ほとんとが夫婦連れ。新幹線「のぞみ」で岡山へ。
岡山から日本海岸にある鳥取を目指す。約3時間の行程である。県境は山々が連なり、山あいに集落が点在する。彼らの生活の糧に思いを馳せる。
鳥取砂丘は山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されている。南北2,4キロ、東西16キロという広さ。1955年(昭和30)国の天然記念物に、2007年には日本の地質百選に選定された。
ガイドさんから「砂丘は真夏は40度から50度になります」と聞いていたので、警戒していたが、バスを降りると海風が吹いていて、暑くはない。
砂丘入口の丘を登ると、眼下に広大な砂丘が広がる、砂丘はすり鉢状になっており、手前でゆるやかに下っているが、その前方は小高い丘になっている。丘は「馬の背」と呼ばれている。「馬の背」の陰に日本海が広がっているのである。大自然が創り出した広大な光景に圧倒された。(写真・上)
砂漠は風によって作られた風紋(ふうもん)によってさざ波のような模様がついていて美しい。私は風紋を踏みながらすり鉢を下り、すり鉢の底から「馬の背」を目指す。高低差は40メートル。砂に足を取られながら、なんとか馬の背に辿り着く。頂上は風が強く帽子が吹き飛ばされそうだ。(写真・下)83才になって「馬の背」を征服できたという充実感に浸る。
鳥取砂丘には58年前、25才の時、弟と一緒に訪れているが、その時よりも強い印象を受けた。年を重ねたことによって自然に対しての畏敬の念が深まったのであろう。





2025年7月3日木曜日

素敵な場所(図書館)、素敵な味(日本酒)

図書館は私にとって安・近・短。閲覧は無料だし、近くにあるし、閲覧時間は自由。ホッと時間ができた時でかける。私がでかける図書館といえば、牛久、龍ヶ崎、つくば、土浦の4ヵ所。この中でなんといっても素敵なのは土浦図書館アルカス(写真)。
土浦は牛久から15キロ。アルカスは土浦駅直結である。なにしろサロンといった雰囲気なのである。閲覧室の椅子のデザインもバラエティーに富んでおり、しかもゆったりスペース。隣の人を気にせず、読書を楽しむことができる。喫茶コーナーもあり、コーヒーをいただきながら読書ができる。アルカスには図書館で昼寝をするような輩はいない。キチンとしている。閲覧で人気のあるものといえば、新聞では日本経済新聞、週刊誌では週刊文春。これはアルカスに限らず、どこの図書館も共通している。

「父の日」に息子から秋田の地酒を3本いただいたが、この中で「純米大吟醸・鳥海山」は美味しかった。こんな旨い酒は飲んだことがない。ネットで調べると、この酒、数々の賞を受賞しているのである。「フェミナリース世界ワインコンクール2025金賞」「ワイングラスおいしい日本酒アワード2025金賞」「TOKYO酒チャレンジ2025プラチナ賞」。鳥海山は、私の生まれ故郷、由利本荘市の隣町、矢島町の天寿酒造が作っている。「杜氏と蔵人がその米との対話と伝統の技とで醸し上げた一品。華やかな香りと、優しい口当たりの純米大吟醸」とある。この味を殺さず、引き立てるツマミといえば新鮮な刺身だろうか。