2025年2月16日日曜日

「旅愁」から岡本太郎の「太陽の塔」へ

8日は音楽仲間「龍ヶ崎ゲヴァントハウス」の例会。講師にオーディオ研究家の新忠篤先生をお迎えしての講演会が行われた。
今年はマイクを使用してレコード録音がはじまって100年だという。その前はラッパ吹き込みの時代で、ラッパの前で演奏し、その音の振動をラッパの先についている針に伝え、レコード盤に刻んでいたという。先生は冒頭、1909(明治42)年、ロンドンでラッパ吹き込
みで録音された「君が代」を聴かせてくれた。(写真・右。先生が手に持っているのが、その貴重なレコード盤)次いで先生は「旅愁」をラッパ吹き込みのもの3種、マイク録音によるもの7種再生。「旅愁」というと、「ふけゆく秋の夜・・・」で馴染み深いが、なんとこの曲を作ったのはアメリカ人だという。講演終了後の質疑でわかったことだが、現在の音楽教科書には「旅愁」は載っていないという。
講演会終了後、先生を囲む懇親会。小沼さんという新会員の方の隣に座った。「ゲヴァントハウスに入会してクラシック音楽は作曲家、演奏者、指揮者三つ巴の戦いということを痛感してます」からはじまって、「ところで、今年開催される大阪万博はなんですかね。1970年の万博では岡本太郎の”太陽の
塔”という強烈なシンボルがあった」「私は米国で10年以上働きましたが、アメリカ人には哲学があるが、日本人にはそれがない」。私は「そんな難しいことを急に言われても・・・」という心境だったが、それはそれで身心とも活性化され、若返った気がした。(写真上・左が小沼さん、その右がわざわざ福島から参加した市川さん、その隣はLPレコードの収集家・海老原さん)

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