2024年9月29日日曜日

技術者の鑑、石田俊彦さんの取材決定

9月も終わろうとしている。
今月、嬉しかった成果は「ステレオ時代」誌の取材が決まったことである。
8月6日、TDK社友会・千曲川支部の納涼会に参加。カセットテープづくりを一緒にやった技術者や生産部門の方々と35年ぶりに再会した。この模様をブログに掲載した。このブログを見た「ステレオ時代」澤村編集長から、当時の技術者の取材したいので、是非プロデュ
ースして欲しいとの依頼があった。
交渉の結果、カセットテープのシンボル商品であるMA-R用ハーフ「RSメカニズム」(写真・右)を開発した石田俊彦さんに参加していただけることになった。
石田さんは上智大学理工学部機械工学科卒業。船舶用エンジン開発を夢みたが、実現せず、TDKに入社した。RSメカニズムには、石田さんが学生時代に学んだ工作機械のアイディアが盛り込まれている。
石田さんは3才で母親を失った。以来、今日まで「自己実現」に向けて努力を続けている。定年後は佐久地区の技術アドバイザーとして、同地区の中小企業の指導にも当っている。
石田さんは謙虚な方であり、現役の頃は自己実現に信念を燃やす方だとは思わなかった。今まで聞けなかったような深い話を澤村さんが引き出してくれると期待に胸はずむ。
取材は10月11日、TDK・日本橋本社で行われる。「ステレオ時代neo7号」(⒓月16日発売予定)に掲載される。(写真・上)佐久市の隣、小諸市にある「島崎藤村記念館」

2024年9月23日月曜日

美女の前髪をつかめ!(後編)補聴器はマダマダ、自転車仲間の殿堂(電動)入り。

 
76才、77才、82才のシニア熱血漢でもやはり最後は体力の衰えに話が及ぶ。ところが、さすが工学部ご出身のSさん、Tさんの話は理論的である。
76才のSさん、「補聴器を試してみたんですがね、通常聴こえないノイズが入って、こんなもの使えるか」77才のTさん「そうでしょう。ボクも無料貸し出しというのを何点か取り寄せてみたんだがダメ。補聴器はまだ課題が多い」。
良く考えてみると、人間の耳の発達過程には3段階あるように思う。生まれたばかりの第1段階は物理的に音を感じるだけ。第2段階は判別レベル、つまり母親や父親の言葉がわかるようになる。第3段階が感性レベル。歌を聴いて上手下手がわかるようになる。耳と頭脳は連動していて、成長とともに複雑な音が判別できるようになる。多分、初期段階の補聴器は、会話も周辺ノイズも一緒に大きな音量にしてしまうから使いものにならない。理想をいえば、一人一人の感性に合った補聴器が必要なのである。が、現実には痴呆が進めば、人間の感性が衰えて、多少ノイズがあってもバアさんの声が聴こえれば良い、ということになりそう。ということで3人ともこの先、補聴器のお世話になると思う。
Tさんは、定年後、自転車でシルクロードを縦断したという自転車ツーリストのベテランである。(写真)ママチャリスの私は「空気不足の時と満杯の時では全然走りがちがいますね」とバカな質問をする。「空気不足の時は路面との接触面積が大きくなるから抵抗が大きくなるんです。パンクの原因にもなりますよ」。空気をパンパンにするとパンクしやすくなると思っていた技術オンチの私は目からウロコだった。
Tさんの自転車仲間も最近は高齢化し殿堂入(電動)の方が多くなったとか。スイスイと坂道を登って行って、そのまま永遠の殿堂に入る方もいらっしゃるようである。

2024年9月16日月曜日

秋田マドンナも欠席。シュリンクする高校同窓会

 わが母校、秋田県立鷹巣農林高校、令和6年度・第45回・東京伊勢堂会が9月1日、銀座ライオン七丁目店で開催された。わが母校、鷹巣農林は豊かな秋田杉が茂る伊勢堂の杜に囲まれていた。東京伊勢堂会の名称の由来である。
参加者は36名。前回、令和元年の例会参加者は52名だったので16名の減少である。前回華やかさを添えていた伊勢堂マドンナ(写真・上)は、今回1名だった。開会の冒頭、司会の幹事長・本橋さんは、コロナ禍で休会していた5年間に13名の会員が亡くなったことを紹介。黙祷を捧げた。
鷹巣農林は林業科、農業科、普通科、家庭科の総合高校だが、参加者は林業科と農業科に2分されている。しかも、東京へでてきて林業や農業に従事してる方は少ない、自営業や私のように電子部品メーカーに勤務したとか、農林に関係ない仕事で頑張ってきた人が多い。
鷹巣農林は2013年に閉校になったが、東京伊勢堂会が続いているのは岩崎準志郎さん(昭和41年、林業科卒業)の母校愛のお陰である。第45会懇親会も岩崎さんの音頭による「なつかしの応援歌」が銀座に轟いて幕となった。(写真・右)
次回は、オリックスの中嶋監督(昭和62年、林業科)に参加していただき、参加者の減少傾向に歯止めをかけて欲しい。



2024年9月14日土曜日

美女の前髪をつかめ!(前編)熱血シニア集合

13日、土浦のホテルマロウド筑波に3人の熱血シニアが集合した。
3人とはSさん(76才)Tさん(77才)、小生(82才)である。
きっかけはSさんがV社OB会の会長に就任されたというので激励しようというものだった。
Sさん国立大学工学部出身。成績上位だったので、恩師から日立、東芝、NHKにのような大きな会社に就職しなさい、と勧められたのにV社に就職したという大のⅤ社ファン。しかし、入社してみると、その非効率な仕事ぶりに落胆。
V社をなんとか立て直ししたいと労組の執行委員長になって経営者と対峙したというから凄い。どの経営者も頼りなかったが、業界でも名経営者といわれたT氏の言葉は忘れないという。それは「美女の前髪をつかめ」というもの。つまりビジネスで成功するためには、後を追っていても追いつかない。他社の先を行け!ということだった。
Sさんは結局、V社を退社。日立に転職。日立に就職して驚いたのは①会議は5分前集合。たとえ社長に呼ばれても会議があると断る②主催した会議の議事録はその日のうちに仕上げる。V社にはない厳しい社風だったという。V社を見限ったSさんだが、定年後、Ⅴ社OB会の会長に祭り上げられたのだから縁とは不思議なもの。SさんはミスターVなのである。
 Tさんも国立大学工学部出身。年間売上3兆円とう優良企業OB。入社同期の交遊録を出版。母校(高校)OB会の支部長に就任。支部活動のモットーは「一人ボッチを出さない」。同校出身落語家の支援もやっている。「15日の”新婚さんいらっしゃい”に立川志のぽんが出演します」と結んだ。
82才の小生といえば広報活動一筋。現在、理不尽な広報活動している会社があり、場合によっては「意見広告を出す」と息巻くと、Tさん「恐ろしい」と笑う。
ホテルマロウド筑波の13階の展望レストランは素晴らしい。(写真・上)ランチも前菜(写真・左)にスパゲッティ、食後のコーヒー飲み放題で¥1,800だった。ところで、土浦駅から徒歩15分のホテルなのにどうして”筑波”と付いているのだろう。




2024年9月5日木曜日

うまくできた障子貼り。ツゲはトラ刈り。

 
7月から8月にかけて、屋根、外壁の塗り替え、テレビドアホンの交換、クーラーの増設と、工事が重なった。この際、和室の障子の張替えもやろうと思って、見積もりをとったら高かったね。幅広クーロン紙 @12,000×2枚=24,000+現場配送費一式10,000、合計¥34,000
いくらなんでも高いと思い、自分でやることにした。障子紙+ノリ代=¥3,000でできあ上がった。
自分でやるのは結構楽しい。思いの他うまくいったのは古い障子紙の剥がし。水で濡らしたところ、ロール状に綺麗に剝れました。障子の桟が十分に乾いてからノリ付け。昔は刷毛で桟にノリを付けていたが、今はチューブにガイドの付いた専用のノリがあり、桟にガイドを合わせてチューブを絞るだけなの簡単。出来上がりはプロがやったような仕上がりになった。
わが家は隣家との間にツゲの目隠しがある。新芽が50センチほど伸びてきたので、剪定をした。剪定に当たって一番注意したのは、梯子からの転落。ツゲの高さは3mあるので、梯子に登って移動させながらの作業になる。出来上がりはプロ並みとはいかない。ご覧の通りのトラがり。
気がついたら、風呂桶のフタのフチが黒づんでいる。床や壁は都度掃除をするが、風呂桶のフタには気づかなかった。カビキラーを吹き付けて水洗い。これを3回ほど繰り返したら、綺麗になった。それが済んだら、綺麗だと思っていた壁や床の一画もカビで黒ずんでいるのに気がつく。

庭の草はとってもとっても生えてくるし、日々やることに事か欠かない。