2024年6月28日金曜日

真相記事の衝撃!カセット国内初発売メーカーはどこか

 

マクセルのホーム頁を見ると、1966年(昭和41)国産初のカセットテープ商品化。と記載されており、マクセルブランドのカセットの写真が掲載されている。2024年1月15日、双葉社から発売された「マクセル・カセットテープ・マニアックス」ではマクセルのOBの方4名が参加され、1966年7月、国産初となるカセットテープを発売した。と、語っている。昭和48年発行された、「磁気テープ工業会20年の歩み」で、マクセルの年表を見る。「昭和41年7月カセットテープの生産、販売を開始。とある。TDKの年表を見ると、「昭和41年9月シンクロカセットテープ発売」とある。

私はTDKでカセットテープの商品企画を担当し、その後、広報を担当した。定年後、国立国会図書館に行き、昭和41年の電気業界日刊紙「電波新聞」を見て、不思議に思ったことがある。1966年7月にマクセルがカセットを発売したという記事や広告が見当たらない。広告ではTDKのシンクロカセットが9月でマクセルは10月だった。私はこの件について、マクセルOBの方に7月というのはOEM(相手先ブランド)ではないかと問い合せたが確たる返事はなかった。OEMであれば、TDKは6月に松下電器に納品しているのでTDKの方が早いことになる。

5月、衝撃のメールが入る。カセット業界の生き字引であるKさんから1966年9月16日付けの電波新聞が送信されてきた。この記事には「日立マクセルはかねてから商品化をすすめていたが、このほど生産体制も整ったので10月はじめからマクセルの商品名で発売する」とある。私の大先輩、富田哲夫さんは2023年11月25日発行の「ステレオ時代neo2」で”ブラドものも、OEMもTDKが業界初発売”と断言したが、それが裏付けられた。
広報活動は社内資料だけでなく、外部資料も精査して正確を期さないと、業界を混乱させるだけでなく、会社のイメージダウンになり、取材に協力した方々にも迷惑をかける。恐ろしい。

2024年6月23日日曜日

終活。最後のリフォーム。多分。


 現在82才。後、10年は生きられるかもしれない。
家のリフォームをすることにした。わが家は1980年に購入した建売住宅である。
2000年、風呂場の改修。工事費165万。2006年、耐震、台所、トイレ、外壁の塗装を行った。650万ほどかかった。今回は屋根と外壁の塗装、テラスの改修工事で169万。
多分、家のリフォーム工事はこれが最後になるだろう。
できれば施設には入らず、この家で最後を迎えたい。
リフォーム工事となると、悩むのは業者の選定。高いのか安いのか分からない。結局、2000年からお願いしている町内の業者にした。値段が高いかもしれないが、信頼性が第一である。工事の発注をしたのは4月だった。営業マンに聞くと、3月は同社はじまって以来の売上だったという。工事が混んでいるようで、着工が6月になったのだ。

21日から工事が始まった。21日は足場造り、朝8時、足場資材を積んだ若い職人2人が到着。雨の中、若者は足場を組む。大変な作業だ。昼には作業終了。22日は塗装場所の洗浄作業。この日は昨日と違う若者が一人。営業マンは2日とも現れない。営業マンはプランを立て、それぞれのプランに職人をはりつける。それが主な仕事のようだ。
参考までに職人の年収(平均)を調べてみた。足場➡424万、塗装➡310万、塗装➡380万、大工➡356万とある。独身のバイトであれば、なんとかやっていけるが、結婚して子供を育てるとなると大変だと思う。夫婦共働きでなんとかやっていけるという状態ではなかろうか。少子化の現状をかいまみる気がした。
明日、塗装工事がはじまる。工事終了は来月中旬の予定。


2024年6月12日水曜日

都美術館、ジオリーブ、東京地裁、国会図書館・・・。

11日(火)、牛久駅発8:32に乗車。ラッシュアワーの時間帯なのでグリーン車に乗車。コーヒーを飲みながら日経を読んでいると上野着。
東京都美術館へ。 「肖像画公募第70回全日肖展」を見る。タイミングよく、昨夜、西宮さんから同展でTDK・OBの増田尚三さんの作品が特選になっている。というメールをもらったのだった。素晴らしい作品だった。
 次いで、息子が勤務しているジオリーブグループ本社に向かう。ジオリーブは昨年創立100周年を迎え本社ビルを建設し
た。このビルは国産木材をふんだんに使用しており、「2023年ウッドデザイン賞優秀賞」を受賞している。最寄りの駅は都営地下鉄三田線「御成門駅」。ジャングルのような地下鉄網を渡り歩いてやっと到着した。
日比谷公園で昼食。1時に大塩さんと東京地裁で会う。大塩さんから裁判資料を一緒に見て欲しいと依頼されたのだった。小生、法律は素人だが、素人の目で見て欲しいというのが大塩さんの要望だった。閲覧室の前の廊下で法衣を着た裁判官とすれ違う。朝ドラ「虎に翼」を連想。
ついででもあり、東京地裁から近いので、国会議事堂の近くにある国会図書館に寄る。オーディオ誌からTDKが世界初で発売した音楽用カセット「SD」の問合せがあり、当時の資料を確認しようと思ったのである。「SD」カセットが発売された時期の業界紙・電波新聞を見たところありました。1968年(昭和43)の新聞に広告が載っていました。
中味の濃い、凄い東京行でした。午後6時牛久着。






2024年6月8日土曜日

世界遺産262カ所(60か国)を制覇した超セレブ

東京から名古屋に¥3,900で行ったことをブログに書く小生。
4日(火)、小生とは天と地のセレブの話を聞き感動した。
話して下さったのは今年77才になったという岡本さん。
岡本さんは1971年結婚されるが、奥様に100回海外旅行に連れていくと約束されたという。1978年、世界遺産の登録が発表され、海外旅行の中心は世界遺産の旅となる。当時は”新婚旅行は熱海へ”というのが一般的であり、岡本さんのハイレベルな発想には驚く。
結局、岡本さんは262カ所(60カ国)の世界遺産を制覇し、現在も挑戦中だという。
というと、いかにも優雅に聞こえるが、命がけの旅もあった。
ヒマラヤマ・トレッキングの時は世界一危険だとされるバクラ空港を使用、荷物の運搬にポーターを雇った。クルーズダイビングだって、危険を伴う。岡本さんの旅のプランは綿密である。岡本さんは「大切にしよう!好奇心と冒険心」という言葉で結んだ。
佐渡金山が世界遺産に登録されたら私も行ってみよう。
佐渡までだったら私でも行ける。


2024年6月2日日曜日

東京➡名古屋¥3,900(高速バス)

 今年の小生の最大のイベントは常滑市にある盛田昭夫記念塾に行くことだった。
常滑市は名古屋市に隣接する町であり、常滑市に行く前に名古屋城を見学し、ついでに名古屋のオーケストラも聴いてみたい。
名古屋城はいつでも見学できる、盛田昭夫記念塾は定休日(水・木)を除いていつでも予約できる。ということで、名古屋フィルハーモニーのコンサートがある5月25日(木)16:00~に合わせてスケジュールを組んだ。
25日(土)7:30東京駅発。高速バス。12:45名古屋駅着
13:30 名古屋城見学  16:00名古屋フィルコンサート。 名古屋泊
26日(日)10:00 常滑市・盛田昭夫記念塾見学
      14:34 名古屋発。新幹線 16:40東京着
3月1日には盛田記念塾の予約、コンサートのチケットの購入、ホテルの予約も済ませた。
一番驚いたのは新幹線のチケットが1万円だったのに、行きのバスのチケットが¥3,900と安かったことである。
82才にもなると、この日に合わせて健康状態を維持することだった。
25日、行きのバス5時間は疲れるのではないか予想していたが、窓外の新緑が美しく、読書もでき、有意義だった。
名古屋城は1615年(慶長20)、徳川家康によって建てられた天下の名城。金の鯱が輝いていた。復元された本丸御殿の数々の部屋の豪華な造りに圧倒された。(写真・中)
16時~の名古屋フィルハーモニーはマティアス・バーメルト指揮でブルックナーの交響曲第7番。78名の大編成で大曲を熱演。
終演後はホテルの大浴場に浸かり、コンビニで購入したつまみで一人飲みを満喫した。
明日はいよいよ盛田昭夫記念塾へ乗り込むぞ!