2023年6月14日水曜日

浴槽で亡くなった友人の奥さん


今年の3月、友人Aさんの奥さんが亡くなった。
あれから4ヵ月目になる。先月、「どうですか、一杯やりませんか」とAさんにを声をかけたが、まだ、その気になれないとのことだった。それから1ヵ月、今日(11日)、久しぶりに会うことができた。        
元気そうなので、ホッとした。
乾杯が終った後、Aさんは堰を切ったように話始めた。
 
 家内がなかなか風呂から上がってこない。おかしいな、と思って、風呂場に行き”オイ!”と声をかけたが、反応がない。風呂場のドアを開けようとしたが、開かない。鍵がかかっている。”オイ、どうすればいいんだと”と叫んだ。娘が飛んできて10円玉を鍵の切れ込みに入れて回すと難なく空いた。家内が浴槽に仰向けになっている。顔はお湯からでており、穏やかな顔である。ところが、体に触ると硬直している。動悸もなく、脈拍もない。娘と2人で浴槽から引き上げる。オレの頭の中は真っ白になっていたね。無意識の状態で心臓付近を押しまくっていたね。娘が手配したのだろう。救急車の音がして白衣の医師が飛び込んできた。脈をとり、聴診器を胸に当てる。医師は「心臓が止まっている」というと、オレの顔を見て、首を左右に振る。「病名は」と医師に聞くと「病名はない」。ということは「死亡診断書」は書けないということだろうか?「お邪魔します!」なんと、そこに現れたのは警察だった。「毒性のモノを食べさせたということはないでしょうね」「何をいうんですか、そんなことあるわけないでしょう」「奥さんに生命保険、いくらかけてますか」「一銭もかけておらん」。殺人者扱いのような警察の態度に、茫然自失から現実に引き戻されたという。
 
 風呂場で亡くなると、大変だとは聞いていたが、Aさんの話を聞いて慄然とした。一緒にいたBさん「女性は風呂が長いからな。オレは家内が風呂から上がるのを見届けてから寝るようにしているよ」。それは立派。わが家も気をつけばくては。
Aさんに今、一番困っていることはなんですか?と聞いたみた。「娘の管理が厳しくてね。特に酒量については厳しい。自由が欲しい」Aさんも大変だろうが、娘さんも大変だと思う。”2ヵ月に一回くらいのペースで昼飲み会やろう”がお開きの合言葉だった。

13日、パソコンクラブがTDK柳橋クラブで開かれた。柳橋の川反には屋形舟が何艘も浮いている。(写真・上)スマホで写真を撮って帰ろうとしたら、ガンと頭に衝撃。カラスが頭上から飛び去った。カラスにヤラレタのである。帽子を被っていて良かった。


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