2021年9月9日木曜日

同郷の菅さん「デジタル庁」「オリパラ」ありがとう。



菅さんが総裁選挙に立候補しないことになった。ホッとした。
菅総理は確実に実務をこなしているのに、マスコミに批判され、国民に嫌われ(支持29%、不支持50%)見ていられなかった。
私は菅さんと同じ秋田生まれ。秋田出身の菅さんが総理大臣になって大丈夫かな?と思ったが政策を見てさすがと思った。「デジタル庁」の創設がその一つである。平和な島国、日本はデジタル化が遅れた。お役所はまだフロッピーやファックスを使用してる。そのことによる行政の目詰まりを直そうとした。さすが実務に精通している菅さんである。閣僚人事も見事だった。順送り人事を可能な限り排し、適材適所の布陣を敷いた。
コロナ対応でも、ポイントは「ワクチン接種」ということを見抜いた。7月末まで高齢者全員に接種すると宣言。ワクチンメーカーのトップに直談判して、供給を約束させ実行した。
見事だったのは「東京2020オリンピック・パラリンピック」。野党やマスコミが大反対、国民の半分がこれに同調して反対する中で強行。大成功だった。これだけのことをやっても、マスコミに批判され、国民に嫌われた。なぜだろう。
秋田人は一般的に口下手。「有言実行」ではなく「不言実行」。自己PR、言い訳はしない。ただ黙々とやる。それは厳しい自然環境と無縁ではない。私と菅さんは幼少の頃、風雪に耐えながら雪道を掻き分けて学校に通った。秋田人は頑固なところもある。菅さんは「国民の為になる」と思えば批判があっても、説得する時間も惜しんで前進した。そんな一途な菅さんに共感を覚え、いつか日本国民も分ってくれると期待していた。しかし、嫌われた。菅さんは官房長官というブレーンには向いていてもトップには向かなかったのかもしれない。
海外では日本のコロナ対応の評価は高く、オリンピックについても「日本でなければできなかった」という声が多い。そんな声があっても、菅さんを利するような評価に日本のマスコミも国民も冷たい。ギリギリのところで、菅さんは身を引く決意をした。日本に激震が走った。菅さんの最後のご奉公だった。
 戦争を体験したという90才近いご婦人が語っていた。「姿の見えないコロナは戦争より怖い」と。コロナという国難に対応するには日本国が一丸となって対処しなくてはならない。与党も野党もマスコミも国民も政府の方針に冷静に耳を傾け、見守る度量が必要でなのではないか……。そうしないと、党首の首がいくつあっても足りない。


1 件のコメント:

  1. 私も頑張っていたのを知っているし、本当の秋田県人です。誠実さは逐一出ていたし周りにも気をつかっていた。まずはお疲れさまです!

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