8月29日、NHK・BSプレミアムで、「日本最高峰の美。秋田”大曲の花火”」が放送さた。
秋田県大仙市では毎年「全国花火競技大会」(大曲の花火)が開催される。昨年は約1万8千発が打ち上げられ、70万人を超える観客が押し寄せた。しかし、今年の競技大会はコロナの影響で中止。来年に延期になった。大曲商工会議所などでつくる大曲の花火実行委員会は予定されていた29日、短い時間でも良いから楽しんで欲しいと事前予告なしのサプライズ形式で花火を打ち上げた。その模様がテレビでナマ中継されたのである。
午後8時、色鮮やかなスターマインで幕開け。続いて全国の煙火会社28社がコロナの収束を願って制作した大輪が夜空を飾った。テレビ中継には大仙市出身の柳葉敏郎さんがゲストコメンテーターとして出演していたが、感動で落ちる涙を抑えきれない。(写真)「コメントできず申し訳ありません」と声を震わせ、視聴者に詫びた。
翌30日、大仙市に住む熊谷徹さんからメールが入った。花火の音を収録するために林立するマイクの写真が添付されていた。「シアターでサラウンド音声を再現できるようなマイクセッティングでした。10メーター四方にマイクを3列づつ置き、なおかつ、高さ方向の音の変化をとらえるため、1,5メーターと3メーターほどに、1本のマイクスタンドに2段かまえの取り付けでした。(写真)10メーター四方の真ん中にリスニングポイントを想定しているかと思います。」というコメントがついていた。