2020年8月31日月曜日

コロナ収束願い、大曲の花火。柳葉敏郎(ギバちゃん)感動!言葉に詰まる


8月29日、NHK・BSプレミアムで、「日本最高峰の美。秋田”大曲の花火”」が放送さた。


 秋田県大仙市では毎年「全国花火競技大会」(大曲の花火)が開催される。昨年は約1万8千発が打ち上げられ、70万人を超える観客が押し寄せた。しかし、今年の競技大会はコロナの影響で中止。来年に延期になった。大曲商工会議所などでつくる大曲の花火実行委員会は予定されていた29日、短い時間でも良いから楽しんで欲しいと事前予告なしのサプライズ形式で花火を打ち上げた。その模様がテレビでナマ中継されたのである。


午後8時、色鮮やかなスターマインで幕開け。続いて全国の煙火会社28社がコロナの収束を願って制作した大輪が夜空を飾った。テレビ中継には大仙市出身の柳葉敏郎さんがゲストコメンテーターとして出演していたが、感動で落ちる涙を抑えきれない。(写真)「コメントできず申し訳ありません」と声を震わせ、視聴者に詫びた。


翌30日、大仙市に住む熊谷徹さんからメールが入った。花火の音を収録するために林立するマイクの写真が添付されていた。「シアターでサラウンド音声を再現できるようなマイクセッティングでした。10メーター四方にマイクを3列づつ置き、なおかつ、高さ方向の音の変化をとらえるため、1,5メーターと3メーターほどに、1本のマイクスタンドに2段かまえの取り付けでした。(写真)10メーター四方の真ん中にリスニングポイントを想定しているかと思います。」というコメントがついていた。


2020年8月23日日曜日

感動+郷愁! 「音」で聴く、歌、SL、ねぶた囃子


先月、レコーディングエンジニアの行方洋一先生にお目にかかったことをブログに書いた。
その時、手作りのCDをいただき、感動と郷愁に浸った。この体験を是非、地元刈谷ベテランズクラブ(老人会)の皆さんにも聴いていただきたいと思った。
 20日、その機会が訪れた。参加者は60才~90才代の老人、約40名。
 プログラムは以下の通り。
 ①遠くへ行きたい (ジュリー藤尾) ②見上げてごらん夜の星を (坂本 九) ③SL蒸気機関車 (北海道、美唄鉄道・常盤台駅付近で収録)④青森・ねぶた囃子 終わって、拍手が沸いた。

 
●若かった昭和時代を思いだし、感無量 ●私、美唄の出身です。聴いた途端、オレの鉄道だと思った。近くの川で魚を獲った頃を思いだした。ありがとう・・・等の感想が寄せられた。
 再生した機材はラジカセ。ジュリー藤尾、坂本九の歌声はラジカセでも十分伝わった。SLが汽笛を鳴らし、蒸気音を発しながら喘ぎあえぎ急坂を登る様も皆さんに伝わったようだ。ねぶた囃子もその賑やかさと活気は伝わったと思うが、大太鼓の皮が波打つ様までは再生できず、伝えることができなかった。
 機会があれば本格的なオーディオ装置で聴かせてあげたい。歌でも、SLや祭りでも、映像で視るより、いい音で聴いていただいた方がイメージが広がり、感動を呼ぶことを体験させてあげたい。行方先生が音質に拘るのもその点だと思う。

 🔵21日、車検。いつもお願しているところから「そろそろタイヤをとりかえないと」といわれたが、タイヤの山をみると、まだ、大丈夫だと思った。今回、業者を変更した。タイヤに対する指摘なし。タイヤ代(6万~9万)が浮いた。

2020年8月14日金曜日

渋谷「明日の神話」「忠犬ハチ公」&金正恩、夢にでる

 

11日、東京にでかけました。40年以上お世話になっている0さんと京王井の頭線渋谷駅の改札でお目にかかることにした。久しぶりの渋谷なので、有名な交差点にも行ってみたいと思った。その前に井の頭線の渋谷駅を確認しておく必要がある。(最近は東京も昔と違って様変わりしており、戸惑うことが多い)目的地につながる通路で、思わぬ作品に出合った。岡本太郎(1911~1996)の大壁画「明日の神話」である。岡本太郎といえば「芸術は爆発だ!」1970年、大阪万博の「太陽の塔」が有名。僥倖である。通路から眼下を見ると、有名な交差点が見える。その手前に人だかりがしているので、良く見ると「忠犬ハ公」の銅像が見える。ハチ公は秋田犬で、毎日、飼い主を渋谷駅まで迎えに来たという。飼い主が死んでから約10年、渋谷駅に迎えにでたというから驚く。海外でも有名で、外人旅行客の記念撮影の聖地になっているという。

思わぬ観光をした後、Oさんと無事合流。昔話を堪能した。Oさん、83才だが、まだ現役である。

ところで、昨日、思わぬ夢を見た。「日本経済新聞を広げると、北朝鮮の将軍様、金正恩氏の講演会の記事が掲載されている。入場料は¥13,000。いいバイトだなと思っていると、自分は帝国ホテルにいた。二階に上がると、全ての部屋が将軍様一行の貸切。場面変わって、講演会が終わってからのパーティ。自分は将軍様随行の美女に囲まれて身動きがとれない。これはワナかもしれない。と焦った・・・」というところで覚めた。

2020年8月2日日曜日

小池百合子さん、それを支えた都庁官僚の手記


「築地と豊洲」という本を読んだ。元東京都中央卸売市場次長・澤章さんが書いた手記である。サブタイトルは”「市場移転問題」という名のブラックボックスを開封する”である。迷走に迷走を重ねた小池都政最大の事件の真相が赤裸々に描かれている。
 
 小池さんと言えば、そのメディア(広報)戦略の巧みさである。
 2017(平成29)年9月25日夕刻、安倍首相が衆議院議員解散の会見を行うという情報が流れる。小池さんの新党立ち上げの準備が整はないうちに解散に打ってでれば選挙戦に有利という戦略だった。この情報を察知した小池さんはその裏をかく。同じ25日、新党(「希望の党」)立ち上げの記者発表をする。しかも直前に「パンダ命名会見」を行ったのである。パンダに引き寄せられたメディアはそのまま「希望の党」立ち上げの会見になだれ込み、テレビ、全国紙、ワイドショーからスポーツ新聞まで、小池マジックにまんまとはまった。しかも、「希望の党」立ち上げから1時間後、小泉純一郎元首相を都庁に迎え二者会談。党の公約として「原発ゼロ」を掲げる。結果、安倍首相の解散声明はかすんでしまう。本書は「この日こそ政治家・小池百合子が束の間の絶頂をおう歌した瞬間だった。」と結んでいる。
 この後の「希望の党」の急降下は驚くべきものだった。
 29日、「希望の党」代表になった小池さんの定例記者会見が行われる。記者から民進党との関係を聞かれて「排除します」と発言したのが急降下の予兆となる。続いて「都知事と国政政党の2足のわらじを履いて大丈夫か」という批判がでる。与党であるはずの公明党からも「都政は踏み台か。都政に専念すべき」と苦言がでる。次に起こったのが「小池知事の出馬はないのか」という国政出馬(待望)論だった。9月、小池さんは「希望の党」代表の座を降りる。結党50日目。線香花火のような退場だった。
 「築地と豊洲」のみならず「希望の党」でも揺れ動いた小池さん・・・。
 
 小池さんは7月の都知事選挙で圧勝した。が、コロナ、オリンピックと難題が続く。揺れ動く小池さんと、それを支える都庁官僚とのドラマはこれからも続く・・・。