2020年7月19日日曜日

僥倖、行方洋一先生との食事会



17日、行方洋一先生との食事会のセッティングをして下さったのは髙山了さん(フジフィルムOB)である。髙山さんは一緒にカセットテープビジネスで汗をかいた仲間である。ケーナ奏者の渡辺大輔さんも同席されるという。
 指定されたコーヒー店「ノーチラスカフェ」は土浦駅から霞ヶ浦沿いに4キロほど南下した125号線沿いにあった。ウッカリすると見落としそうな木造平屋建ての一
軒屋だった。店内に入ると、マスク姿の行方先生が迎えてくださった。マスクをはずされて「行方です」と笑顔。髙山さんと、渡辺さんが現れる間、自己紹介も含めて話が弾んだ。
 行方さんは映画監督の大林宣彦さんのようにヒゲを蓄えておられる。著書を読むと、東芝EMIの社員でありながら、競合他社の仕事をされたり、オーディオ評論家の仕事をされたり・・・「不良社員だった」そうだ。東芝EMIの給料より、バイト代の方が多かったという。そんな経緯から行方先生は近づきがたい、怖い方かと思っていたが、「誠実、謙虚、穏健」暖かい方だった。バイトができたのは先生の実力とお人柄だったのだと合点した。
 12時に始まった4人の話題はオーディオ、音楽から生録音へと展開。終わったのは3時30分だった。SⅬ(蒸気機関車)を知らない世代の渡辺さんも、店内に流れるSⅬのリアルな爆音に魅了された。渡辺さんといえば会話の中に興味のある単語がでてくると、即座にタブレットで検索して対応する。世代の違いを実感した。
 「ノーチラスカフェ」はジャズ好きの山本店長が経営しており、店長手作りのアルテックのスピーカーが鎮座。棚に陳列されたコーヒーカップが美しい(写真)
 行方先生から恐縮にも手作りのピンクフロイドとビートルズのCDをいただく。帰宅して、その音に仰天。家内が留守の時にジックリ聴こう!

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