(小生の母校、秋田県立鷹巣農林高校は2010年、統合により閉校。卒業生の一人として母校を語り継ぐ・・・)
校歌の制定は1928年(昭和3)、第4代片岡重助校長の時代である。片岡は文部省出身。当時文部省唱歌作詞作曲委員をしていた高野辰之(作詞)、岡野貞一(作曲)に校歌を依頼した。
高野、岡野のコンビは「故郷」「春が来た」「春の小川」等の唱歌を作る一方、校歌を作っている。その数は100校前後であるが、コンビで作った校歌は少ない。本校、埼玉県立秩父高等女学校、長野県立下高井農林学校、千葉県立千葉女学校の4校である。
幽禽四時 友呼ぶところ
清き気を吸い光を浴みて
若き我等ぞ学びに励む
2、流れて広き 米代川よ
聳えて高き 森吉山よ
偉大の自然に朝夕鑑み
若き我等ぞ学びに励む
3、農と林にわかれてあれど
土に親しみ 直きは一つ
慧き心と 汗との上に
若き我等ぞ未来にいくる
岡野貞一氏作曲の校歌を研究しております、間々田和彦です。私が調べました限りでは、以下の学校が高野氏との校歌です。ご参考まで。秋田県立鷹巣農林学校 千葉県立千葉高等女学校 埼玉県立秩父高等女学校 東京市蒲田区北蒲尋常小学校 富山県高岡高等女学校 長野県下高井農林学校 長野県上高井郡小山尋常小学校 樺太泊居尋常小学校 樺太公立樫保第一尋常高等小学校 台北第二師範学校
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