2019年7月3日水曜日

テレビの寿命は10年!(上)

6月30日、テレビの電源を入れたが映らない。通信契約をしているJCOMに電話したところ、「それはウチの問題ではありませません。テレビの問題です」と軽くあしらわれた。早速、電気屋さんに電話した。「あ、畠山さん、これは寿命です。交換部品もありませんから買い換えるしかありません」。最近のテレビは部品がモジュール化(ヒト固まりの製品群)され、昔のように半田ゴテで部品交換すれば直るといった時代ではないのだ、ということを実感した。故障したらアウトなのである。1日の視聴時間にもよるが10年が寿命だという。「12年持ったんだから2年得しましたね」と電気屋さん。
 今まで見ていたテレビは12年前に購入したパナソニックのプラズマTV。37型だが、台も入れて40万円だった。家電部門担当大蔵省の家内はアタフタ。が、電気屋さんが持ってきたテレビのカタログをみて、顔が和らぐ。43型で19万円である。12年前、テレビは1インチ1万円といわれたが、今は1インチ5千円以下になっていたのである。
 これでは電気屋さんもメーカーも大変だなと思った。この10年で大手家電メーカーはテレビ事業から次々に撤退している。街の電気屋さんも元気がない。来年オリンピックがあるのに、4K、8Kといった高画質の映像が開発されているのに家電メーカーの株価は上がらない。デジタル化の進展によりあらゆる電気製品の価格が下がり儲けが少なくなった。皮肉である。
 49型の液晶テレビ(¥206,500)を購入することにした。液晶より、有機ELの方が画質がいいかもしれない。どうせだったら、もっと大型画面の方がいいかもしれない。しかし、技術の進歩は早い。10年先には、また買い換えることになるのだろう。迷ったあげくほどほどのところで決めた。

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