2014年12月18日木曜日

私のノーベル賞


ノーベル賞というと格別なもののように思われるが、小生は総ての人がノーベル賞に値いする仕事をしていると思う。結果がたまたまノーベル賞だったり、科学技術庁長官賞であったり、社長賞だったり、あるいは無冠だったり・・・これはご縁だと思う。

仕事に打ち込む姿勢に差別はない。

定年後12年、小生の場合、幸運にも現役時代の仕事が「ステレオ時代」vol,3号に掲載された。実に嬉しい。小生が現役時代、カセットテープの最高峰といわる「MA-R」を開発した。通常プラスチックで作られているカセットハーフにダイキャストを使用し、しかも中のテープが見えるという画期的なものだった。勿論音質は抜群!45分のテープが1,750円もしたのに飛ぶように売れた。

この商品、私が一人で開発したものではない。営業、技術、製造、デザイン部門の総力で出来あがったものである。ただ、賞をいただいたり、誌面に取上げられたりする時は代表者が脚光を浴びる。これもご縁である。

今回は偶然の重なりでもある。まずは、「ステレオ時代」というオーディオ誌が存在した事。この雑誌が昔のオーディオ商品を取上げた事。TDKに取材を申込んだ時、広報部長の脳裏に小生が浮かんだ事・・・。小生が健在だった事。

広報部長から電話を頂いて、2~3、会話をしたところ「あ、大丈夫ですね。取材お願いします」ときた。広報部長は小生の前歴を調べるとともに、小生が現在、取材に応えらるかどうか(ボケてないか?)試したのだった。

という事で小生にとってのノーベル賞である記事が「ステレオ時代」vol,3に掲載された。同誌は現在書店で発売されている。

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