2014年12月11日木曜日

冬の能登半島一周。厳しい海岸美と歴史の重み!


 7日~9日、牛久の友人、中居さん(鹿島建設OB)中田さん(海上保安庁OB)と冬の能登半島に出かけた。2人とは2年前、シンガポールへ旅したので、今回が2回目である。シンガポールの旅は陽光に恵まれ、身も心もリラックスできた旅だったが、今回の能登半島はズシリと心に響くものだった。(長野から輪島まで雪道だったが半島に雪はなかった。)

秋田生まれの私は「久し振りに雪見酒でも・・・」と思ってでかけたのだが、能登の冬はあまりにも厳しく、美しい。秋田には男鹿半島があるが、それとは比較にならない厳しさである。特に松本清張の「ゼロの焦点」の舞台になったという”ヤセの断崖”は高さ35mの断崖絶壁。突風に飛ばされないよう足を踏ん張った。”千枚田”(写真・下)こんな狭い断崖に田んぼを作るとは、能登の厳しい農業を想像した。それにしてはどの民家も黒瓦の立派な家が並んでいる。しかし、ほとんど空き家だという。
”輪島塗り”数百万という作品の制作舞台裏をのぞかせて貰った。

思いがけなかったのは、曹洞宗の祖院を見学できたこと。秋田の実家が曹洞宗だけに感慨深い。さらに驚いたのは能登・畠山家の城下町である七尾市に寄る事ができた事。これは全く予想していなかった。ガイドさんから「畠山氏の城下町だったが上杉謙信の侵攻に会い滅亡した」との説明に「そうだったのか!」と驚いた。七尾市は小京都と呼ばれているとか。”一本杉通り”は600年以上続くという商店街、歴史的建造物が軒を連ねたいた。

能登半島旅行は輪島により、和倉温泉に泊まって帰るコースが一般的だという。今回は半島の突端、禄剛崎(ろっこうさき)燈台(写真・上)まで足を延ばした。本当に良かった。幹事の中田さん、ありがとう。

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