今年は作曲家メンデルスゾーンの生誕200年。
メンデルスゾーンといえば結婚行進曲が有名。さらに有名なのが「ヴァイオリン協奏曲」である。これほど、ヴァイオリンとう楽器の甘美な特徴を表現した協奏曲はない。
それだけに、クラシックを聴いて、60年近い小生にとってメンコン(メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の略称)というと、またかという気になる。
しかし、ウーンと唸るメンコンに遭遇した。
6月6日、ハイビジョンで放送されたアンネ=ゾフィー・ムターのメンコンである。エロティックであり、豊饒である。また抜群のテクニックで天馬空を飛ぶといった爽快さもある。これだけ多様なメンコンの演奏ができるのは古今の名ヴァイオリンニストを通じて彼女だけだろう。次元の違うメンコンである。
彼女は2002年、39歳の時に、34歳年上のアンドレ・プレヴィン(指揮者&作曲家)と再婚したが、このような私生活もこの演奏に肥やしになっているのだと思う。
このメンコン、7月17日の教育テレビ「芸術劇場」で再放送されるようだ。
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