やあ、凄い映画でした。
戦争の残酷さを、こんなにリアルに描いた映画に遭遇したのははじめてである。
ドイツ軍に占領され、ゲットー(ユダヤ居住区)のユダヤ人は飢餓状態。老人がスープを持った老婆を突き倒し奪おうとする。スープ皿は路上に落ちて、スープは路上に吸い込まれる。老人は路上に顔をつけてスープの滲みを吸う。家畜運搬用列車が到着。ドイツ軍に小突かれながらユダヤ人は列車に押し込まれる。ユダヤ人達はその列車が集団虐殺場行の列車であることを知っている。列車が走り去った後に列車への乗車を拒否したユダヤ人の死体が散乱する。戦争はまさに狂気である。労働力として価値がないユダヤ人は全員殺されたのである。
主人公であるピアニストは虐殺行きの列車に家族とともに乗る覚悟だったが、ユダヤ人ゲットー警察署長の転機で、家族と引き離され逃亡する。署長は著名なピアニストだった主人公を生き延びさせようと考えたのである。逃亡先でピアニストを匿い、助けたのも音楽仲間だった。しかし、隠れ家で、ドイツ陸軍将校と鉢合わせになる。絶対絶命である。「何をしている、職業は?」と将校が聞くと「ピアニストです」と答える。主人公は隠れ家の居間にあったピアノでショパンのバラード第1番を弾く。廃墟の町に曲が流れる。感動した将校はピアニストにライ麦パンとジャムを与える。
廃墟の町にポーランド国家を放送するトラックが通る。ドイツ軍は敗退し、戦争は終わる。
「戦場のピアニスト」は戦争の残酷さの中にも友情があり、音楽が人々の心を結ぶということを訓えてくれる。
この映画は実在のピアニスト、シュピルマンの原作をもとにした実話である。
2003年日本公開。アカデミー監督賞、主演男優賞受賞。監督:ロマン・ポランスキー 主演:エイドリアン・プロディ 原作:ウワディスワフ・シュピルマン
戦争の残酷さを、こんなにリアルに描いた映画に遭遇したのははじめてである。
ドイツ軍に占領され、ゲットー(ユダヤ居住区)のユダヤ人は飢餓状態。老人がスープを持った老婆を突き倒し奪おうとする。スープ皿は路上に落ちて、スープは路上に吸い込まれる。老人は路上に顔をつけてスープの滲みを吸う。家畜運搬用列車が到着。ドイツ軍に小突かれながらユダヤ人は列車に押し込まれる。ユダヤ人達はその列車が集団虐殺場行の列車であることを知っている。列車が走り去った後に列車への乗車を拒否したユダヤ人の死体が散乱する。戦争はまさに狂気である。労働力として価値がないユダヤ人は全員殺されたのである。
主人公であるピアニストは虐殺行きの列車に家族とともに乗る覚悟だったが、ユダヤ人ゲットー警察署長の転機で、家族と引き離され逃亡する。署長は著名なピアニストだった主人公を生き延びさせようと考えたのである。逃亡先でピアニストを匿い、助けたのも音楽仲間だった。しかし、隠れ家で、ドイツ陸軍将校と鉢合わせになる。絶対絶命である。「何をしている、職業は?」と将校が聞くと「ピアニストです」と答える。主人公は隠れ家の居間にあったピアノでショパンのバラード第1番を弾く。廃墟の町に曲が流れる。感動した将校はピアニストにライ麦パンとジャムを与える。
廃墟の町にポーランド国家を放送するトラックが通る。ドイツ軍は敗退し、戦争は終わる。
「戦場のピアニスト」は戦争の残酷さの中にも友情があり、音楽が人々の心を結ぶということを訓えてくれる。
この映画は実在のピアニスト、シュピルマンの原作をもとにした実話である。
2003年日本公開。アカデミー監督賞、主演男優賞受賞。監督:ロマン・ポランスキー 主演:エイドリアン・プロディ 原作:ウワディスワフ・シュピルマン



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